ボーリングフォーコロンバイン
時々飲みながら映画や漫画の話をすると「こんなヤバイの知ってる?」ってのが必ずネタにあがる。この映画は将来必ず、その類の映画としとして伝説に残る作品じゃないかな。DVDを買ってきたら思わぬ大当たりだった。
アメリカがなぜイラクを攻めたのか?大量破壊兵器はあったのかなかったのか?
昨年からそんな話題が報道番組を占めたが、ホントのところそんなことは、どうでもいいはなしだったのだろう。アメリカがなぜこんなに他国を攻め、殺すのか?
「銃規制問題」をテーマにアメリカ人の気質そのものを問うドキュメンタリー映画である。アメリカに隣接し、同様に個人が大量の銃を所有しながらも、家に鍵もかけずに暮らすカナダ人との対比はおもしろい。陽気な演出、2頭身アニメを使っているためか映画はなんとなくB級バカ映画な匂いを漂わせながら進行する。しかし一転、国内外での銃撃戦や戦争、これでもかと映し出される射殺体。
この映画で明らかになる「アメリカ人ほど自国民で殺し合う民族はいない」という事実。隣人にもおびえ過剰に鍵をかけ、撃ち合うその気質が武力侵攻に繋がっていると看破する。
Kマートの一件で映画としてのオチはつくことになるが.....
個人的に印象深かったのは「コロンバイン銃乱射事件の2時間前に犯人たちはボーリングしていたのに誰もそれが犯罪を誘発したとは言わない」というシーン。少年犯罪や猟奇殺人が起きると必ずと言っていいほど「ゲームが悪い、漫画が悪い、映画が悪い」という話が持ち上がり、やり玉にあげられる。これは日本も同じ。オチがついてほしいが故にゲームや漫画を悪の黒幕として持ち出すことでほっとするのだろう。ホントはなんだっていいけど、ボーリングを悪の根源にしないのは座りが悪いからだろう。(以下記事参照)座りのいい元凶をでっち上げることで大人は責任逃れをしてきたと訴える。
ホントはそうじゃないだろ?と誰もが思うことに深く突っ込んで行くこの映画は忘れられない作品となった。
とりあえず十戒はもう見ない
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