Becoming
97年に起きた神戸の事件。当時は今ほど少年犯罪が日常的ではなかったし、事件はあまりにも猟奇的なうえ、14歳の文章は刺激的でみずみずしくもあり、すべてが謎に満ちていた……。
自分のこだわる対象にこだわる(?)という、ややこしい私のアンテナは、翌年、同じ京都から「酒鬼薔薇君の欲動」という論文をひっさげて創刊された同人誌『Becoming(ビカミング)』を見逃さなかった。
以来、ビカミングの魔法にとりつかれ、ずっと購読し続けている。
「人間は想像のうえではまとまった実体のように見えるけれども、現実には人間を超えた力によって分解され、押し流されている。その力は社会からくるのではなく、社会は逆に人間を実体化することでみずからをも実体化しているのだ。人間を実体と見るのは定着の立場であり、人間をそのようには見ない立場は広い意味での生成(becoming)の立場である。我々が立つ立場はこれにほかならない」
作田啓一氏の「創刊にあたって」の文より。
『Becoming(ビカミング)』は、社会学者である激高老人・作田啓一氏を代表とし、哲学、文学、社会学、心理学の多岐にわたる分野を総合した視座を持つ同人誌。フロイトやらラカンやらジジエックやら、難解なキーワードがてんこもりで、いつも悪戦苦闘し、時にあきらめて投げ出す(笑)私だが、、、好きなんです。この同人誌を作っている人たちの頑固とも言える一途な情熱がとても……。
ちなみに、18号では2本の映画紹介文を書かせていただきました。はずかしい。
「激高老人のぶろぐ」
http://gekko.air-nifty.com/
「Becoming」
http://homepage3.nifty.com/BC/
- 2006/09/07更新
- 2004/04/12登録
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2004/04/13
雲衣。 何処か似た匂い……「夢とは生命の持っている記憶への根元的な運動にほかなりません。
ただほんの少しだけ今の時点での夢の見方が私たちのそれと地球のそれとが異なっているのは、人間の想像力が直接は物質化しないのと正反対に地球は物体化という形で夢見ているということです。だからこそ宇宙は膨張し続けるのでしょう。」(「『恋する天体』についてラジオのように」/1986より)僕も激高老人になっちゃうのかしら(笑)
2004/04/19
yukicorn 難しくて理解しているんだかいないんだかわからなくなるラカンやジジェク。逃げられないですね、この人たちからは。(笑)斎藤環さんがやさしく説明してくれて助かります。
http://www.shobunsha.co.jp/h-old/...
geetu おもしろいの見つけてくれてありがとう。晶文社のサイトの下のほうのバックナンバーのところには、どっさりこんと今までのぶんがありました。読んでみます。
http://www.shobunsha.co.jp/
あ、こういうキーワードを作った事、ビカミングの編集の方に一応お伝えしておきました。てへっ。
つながりキーワード (2)
「文脈病ーラカン・ベイトソン・マトゥラーナ」
- (yukicorn)
斎藤環氏の名著。ブラボーです。 「まずはっきりさせておこう、 「自分探し」など徒労に過ぎない、ということを。 精神分析、とりわけフロイト/ラカンの教え...
ジャック・ラカン(Jacques Lacan)
- (Rume)
精神分析学者。 いろんなきめ台詞、お題目をもつ。 「欲望とは他者の欲望を欲望することである」 「無意識は言語として構造化されている」 「女は存在しない」 「他者の他者は...







「文脈病ーラカン・ベ...
ジャック・ラカン(J...

