オトメノイノリ
乙女の祈り
原題は「Heavenly Creatures」。
科白の中に出てくるとき「天使」とか訳されていたけど、
そのまま翻訳機にかけたときの「天の創造物」でも意味が通りそう。
だけど、邦題の「乙女の祈り」というのも
とてもぴったりだと思う。
+++
1954年のニュージーランドで実際に起こった、
ふたりの少女による殺人事件を映画化。
殺人にいたるまでの少女たちの心を描き出しています。
それも、日記を元にしているのでとても共感できるのです。
私が少女であったから。
ピーター・ジャクソンは
(ロード・オブ・ザ・リング以前は)グロ監督として有名らしいので
ラストはめちゃくちゃ怖いのですが
それまでは美しすぎる映像に目を奪われます。
ニュージーランドのそのままの景色でも充分美しいのですが
そこから空想の世界に入り込む瞬間は鳥肌がたちました。
自分たちの空想世界にのめり込んでいくのだけど
そこでの粘土人形が等身大になって出てきたり、
お城や庭や空想動物が現れたり。
音楽もとても効果的。
「もうひとつの未来」の映像が挿入されているのも切ない。
脚本は、PJ監督とその(事実上の)妻であるフラン・ウォルシュ。
やっぱり女の人が書いたものだよなー。
主演の二人の演技がすごすぎです。
泣き叫び、笑い、陶酔する。
これでデビュウなんだから本当にすごい。
+++
「学校」と「親」という檻に囲われている間の
思春期の少女たちには、逃げ場はなく
そのちからは外へではなく内側へ広がっていく。
好きなものだけをとことん愛し、嫌いなものを徹底的に排除する。
どうして大勢の人と付き合わなければならないのか。
本当に大切なものとだけ両手を繋いでいてはいけないのか。
どうして、大人はそれを邪魔をするのだろうか。
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あと、おかざき真里っぽい世界だと思う。
映像的にも。
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そういえば。
日本でも(男女だけど幼い)カップルが家族を殺害する事件があったよね。
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