シセイ
刺青
谷崎潤一郎の初期の短編小説。
女の背中に蜘蛛の刺青を彫るのだが、
入れた後で妖艶に女が変化している。
化けているとでも言った方が的確か?
通過儀礼とまでは言わないが、
痛みを耐えた後、「大人の女」となっている。
刺青を彫る男との立場も逆転している。
全体に薄暗く妖しい世界であるが、
ラストの朝の光とともに暗さは抜けるが、
妖しさは残る。
その世界観がたまらない。
このキーワードを共有する
このキーワードはコミュニティに選ばれています(1)
-
メイン
コメント (0)
まだコメントされていません。
つながりキーワード (8)
谷崎潤一郎「刺青」
- (fluffy07)
刺青師、清吉。 彼好みの女を見つける場面が、一部分のフォーカスなのですが、 その細やかさが素晴らしい。 まず、素足を駕篭の簾のかげから、見掛けるのです: その足のこと...
痴人の愛
- (ggggoro)
谷崎潤一郎 略歴:1886年(明治19年)7月24日日本橋生まれ。 「刺青・秘密」 「春琴抄」 「蓼食う虫」 「卍」 「細雪」 などの著書がある。 たまたま、家にあっ...
谷崎潤一郎の「前の潺湲亭」
- (tomoki y.)
1946(昭和21)年11月24日、谷崎潤一郎は京都市左京区南禅寺下河原町52に一軒家を求めた。 彼は、この屋敷を「潺湲亭」(せんかんてい)と名づけた。「潺湲」とは、水...
谷崎潤一郎『美食倶楽部』
- (Rume)
種村季弘の選者としての素晴らしい鑑識眼が遺憾なく発揮された谷崎潤一郎の短編集。 主に大正期の作品を集めたもので、谷崎潤一郎の作品の中でも幻想文学色が強い物をセレクトし...
春琴堂書店
- (tomoki y.)
京大正門前(旧・東一条)バス停そばにある本屋さん。店名からお察しのかたもあるでしょう。谷崎潤一郎ゆかりの店です。 『細雪』に「お春どん」の名で、また『台所太平記』には「...
谷崎潤一郎
- (go-ya)
『陰影礼賛 』、は定番ですが、谷崎作品の中でも一番好き。闇の美しさに、はっとさせられる。『人魚の嘆き』中公文庫から出版されているものは、挿絵の人魚が毒々しくてこれまた、好き。
谷崎潤一郎/細雪
- (ajico)
谷崎潤一郎の名作「細雪」 ある旧家の4姉妹それぞれの一年間の物語を、 三女の縁談話を中心に、 四季折々の風物を織り交ぜて描く。 谷崎文学の言葉の美しさに魅了されています。 特に細雪は関西弁...
谷崎潤一郎
- (ひい)
漱石と並んで好きな作家です。 漱石がある意味正統派であるなら、こちらは ちょっとよじれたスタンダードでしょうか(苦笑) エロスの部分を強調されがちな作家ではありますが、 作品を読むだに、...







前田ジョン・デジタル...
立体で見る[星の本]


