カシキュウイチイチ
華氏911
カンヌで、パルムドール賞を受賞したマイケル・ムーア監督のブッシュ&イラク戦争批判の映画。とれてよかったけど、カンヌっぽい映画ではないかもとも思います。きっと、映画人は、このカンヌで、イラク戦争の批判をしたかったんだなあ。
フランスで、受賞したことで、政治的な受賞と言われています。カンヌ側は、フランス人1人、アメリカ人4人なので、フランスびいきではないと言っていますが、どうなんでしょうね。
でも、私としては、この際、政治的でもいいんじゃないかなと思います。元々パフォーマンスを政治家が行い、広告代理店までが、政治を演出している時代なのだから。
この監督の映画は、単に左翼的な映画ではなくて、行動とユーモアと、直球で、本質をとらえている映画じゃないかな。じゃなければ、あれだけ、アカデミー賞をとったり、パルムドールをとったりしないのではないせしょうか。(時流はあるでしょうが)
ちなみにこの上映後、スタンディングオーベーションが、25分だったそうだ。
時間がなくて、全然見られなかったのですが、遅まきながら、やっと見てきました。
感想は、ボウリングフォーコロンバインより薄いですね。根源的ななぜという問いかけが少なかった。もう少し濃い内容だと思っていました。訴訟を気にして、訴えられないことがかなりあるんじゃないかという印象をうけました。特にビンラディン一家に何も迫っていない。推定有罪の映画ですね。サウジに行ってビンラディン一家をインタビューしてくればよかったんじゃないかな。
でも、この内容で、アメリカ人があれほど殺到したということの方が問題。どれだけ、メディア操作が行われ、イラク戦争に対して、国民を無知にさせているかがよくわかりました。(ネオコンの陰謀という本の中にも書かれています)ブッシュのエリート発言は、虫唾が走りました。(彼は、私の中で世界で一番嫌いな男です!!)
アメリカの大統領によって、世界が変わる。そんな世の中でいいのかな。
サウジのオイルマネーが、どうこのテロリズムにかかわっているのか、そして、どうお金が動いているのかジャーナリズムは、調べていく必要があるのだと思います。
そういう意味では、この映画は、いまいち。でも、アメリカ人にとっては、必要な映画。
11月の大統領選、見守ります。
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