ラジオ・デイズ
ラジオ・デイズ
才人ウディ・アレンは、いかにもニューヨーカーらしい小洒落たコメディ映画をいくつも撮ってるが、1935年生まれやからもう70前の爺さんなんや。。。
この映画も1987年製作やから、もう17年前の作品や。TVでよくある大家族もののドキュメンタリーのように、少年の目を通して描いた戦前のニューヨークのユダヤ人家族の日常とラジオ・スターを夢見るナイトクラブのタバコ売り女のサクセス(?)ストーリーの二つのエピソードを交互に綴っていく「スライス・オブ・ニューヨーカーズ・ライフ・イン・1940’s」といったところ。
戦前のアメリカン・ポピュラーソングのオンパレやけど、如何せんおっちゃん世代ではほとんど知らん歌ばっかしやった。セピアがかった画面の色調や服装、車、町並みなどがノスタルジックな雰囲気をうまく醸し出してるが、我々日本人が懐かしなぁと思うのは、ちょっと変かも。。。
オーソン・ウェルズの有名なラジオ番組「火星人襲来」によるパニック騒ぎのエピソードなども交え、ニューヨークの庶民の暮らしぶりがのほほんとしたタッチで描かれてる。おきまりの少年のイタ・セクスアリス話もあるが、さらっと流したーる。日米開戦の臨時ニュースを読むシーンが出てきたが、日本および日本人に気ぃ使うたんか、"JAP"やのーて"JAPANESE"とゆーとった。
アメリカの中でもニューヨークは特別なんやろと思うけど、新年を迎えるパーティに着飾った男女がナイトクラブに集まり、シャンペンで盛り上がるなんてゆーのも、戦中の日本ではちょっと考えられん。 この映画で描かれてる戦前の庶民レベルのニューヨーカーの暮らしぶりを観ても、彼我の物質的生活レベルの差に愕然とするが、おっちゃんの幼少のみぎりの昭和20年代後半でも、我が国ではまだTVがそんなに普及してなかったから、結構ラジオを聴いてたよーな気がする。が、何を聴いてたんかと聞かれても思い出せん。たぶん三橋美智也とか春日八郎とか美空ひばりとかの歌とか、広沢虎三の浪花節やったんやろ。。。
おっちゃんが洋楽に目覚めたんは中1のときや。中学に入って英語を習って初めて、外国の英語の歌にも歌詞があることに気づいた。それまでは日本語に吹き替えたカバーバージョンはてっきり日本の歌やと思っとったくらいやから、音楽に関しては奥手やった。しかし、世の中にこんなにカッコエエ音楽がぁるんやと、心の臓をぎゅっと鷲掴みされた感じで、それ以来演歌や歌謡曲とは無縁の人生を送ってきた。
さて、こーゆー映画では、事件らしい事件はなぁ~んも起こらず、エンディングもなんとなく「もうそろそろおしまいでっせ」とゆー感じで終わるんやが、それはそれでエエのんちゃうのんとおっちゃんも思う。
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