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2004年の「中日ドラゴンズ」

  • 2004年の「中日ドラゴンズ」の画像

 (岩瀬投手についてはやはりあまり触れたくない。とても悲しい。日本球界にとって、とても大事な選手だとおもう。やはり足の問題なのだろうか。無理しちゃったのだろうか。あの完全無欠な「岩瀬」にもどってくれることをひたすら祈るのみ。)
 とは言うものの、最近岩瀬投手は、調子は悪くはなさそうだ。しかし、完全復活、したと、いえるのだろうか。そのへんは、まだ、微妙。(六月十八日)



 立浪選手が、打線の中心。すべては立浪選手の出来次第ではないだろうか。開幕から、三番という打順にずっとすわりつづけている立浪選手。そう、立浪選手は、そもそも「一流」の三番打者なのだとおもう。しかし、立浪が、三番を打ちつづけたシーズンなんて、ほとんどないんじゃないだろうか。いろいろ出来てしまうがゆえに、チーム事情で、いろいろやらされてしまっていたいままでの立浪、しかし「打撃の目利き」落合博満は、かれは「三番」として固定して、それを、不動の軸とすることに、まったく迷いは無いようだ。落合監督は、立浪選手に、チームのすべてを賭けているのではないだろうか。目立つのは、育っていく、新たな選手たちだろうが、しかしそれを育てているのは、落合/立浪ラインなのである。

 もちろん今年の中日には、打線に常に空白が生れはするが、しかしその空白を、(立浪選手などに無理させて)無理矢理埋めようとはせず、それをあくまで「チャンス」として若手にあたえ、チームをチームとして、機能させることをあえて優先する落合監督、そしてそれは、優秀な若手(伸び悩みの選手?)が多い中日にあっては、とても的確な、チームをまとめる方法だとおもう。「チャンス」のあたえかたとして、「打撃の目利き」である落合監督は、よっぽど自信があるのだとおもう。突然の井上のレギュラー化も、そしてその大成功も、かれの「目利き」としの凄さの結果ではないだろうか。目利きとしての落合監督は、じっと選手を見続けつつ、気長に選手の本質を見極めながら、的確なときに、的確なアドバイスをしているのではないだろうか。落合監督の、「やさしいお父さん」キャラが、ありありと、目に浮かんでくる。

 しかしもちろん、勝負という過酷な現実において、その「打線の空白」が、「チャンス」として良く機能するか、それともたんなる「弱点」として悪く機能するかは、打線の軸・中心が、しっかりしているかどうかにかかっているだろう。立浪選手が、三番という打順において、(三番という打順を不動のものとして与えられていることにおいて)、一身に、そしてひそかに、そのすべての責任を、(打線の中心としての責任を)、引き受けているのではないだろうか(それが、監督からの、立浪選手への、物言わぬ「メッセージ」なのである)。チームが、大きく化けるかどうかは、「三番立浪」にかかっているのである。

 チームが優勝することと、立浪選手がMVPをとることは、じつはまったく同じことだと、わたしはおもっています。それが、2004年の「中日ドラゴンズ」。


 六月十七日、
 昨夜、奪首しました。
立浪のあいかわらず好調(首位打者も可能?)、中村、智英、森野、など若手の活躍(思わぬ活躍は、チームに活気を与えます)、そしてお家芸のリリーフ陣の本領発揮(もちろんドラゴンズの生命線です)、どうやらドラゴンズは、チームのかたちを、整えつつあるようです。チームがチームとして、転がり始めた、と言っても良いかもしれません。

 ドミンゴと、平井が心配です。野口はそろそろ帰ってくるようです。とはいえ、先発陣は、やはり、不安は残ります。
 しかし、山本昌が、すばらしい!。当分、昌さんが頼りです。


六月十八日
 またしても一日天下でした、一日天下ばっかりです。でも仕方ありません、やっぱり、「独走」は、出来そうにないですから。へこたれません、わたしは(笑)。でも、ほんとうは、正直言って、へこんでます(笑)。

六月十八日 夜
 やっぱり、今年の山本昌投手は、凄い。最優秀防御率も、夢ではない、かも。昌さんと、立浪と、落合監督、わたしの「ドラゴンズ」が、もどってきたような気がします。
 
六月二十日 午後九時三八分
 昨夜の、「とても悲しい負け方を」、まったく帳消しにするような、すばらしい、今夜の勝ち方。野口が帰って来た!、四安打完封!、

 たしかに昨夜の負け方は、悲しすぎだけど、しかし落合英二の失敗を、今、この時期に、責めるひとは、いないでしょう。「英二」が打たれたのでは、仕方がない、というのが、わたしたちの気持ち。一方、岩瀬は、調子を上げつつあるようだし、だからまあ、しょうがないじゃないか!、という感じ。


 しかし、でも、やっぱり、悲しい(笑)。

 ところがそんな悲しさが、一夜にして、はるかかなたにぶっとぶような、すばらしい、勝ち方。とうとう野口が帰って来た!、ますます未来は明るくなってきた。


 (しかし、立浪選手の、勝負強さって、ちょっと神がかっていると、おもいませんか?、あまりにも凄すぎです。このまま、こんな感じで、かれは最後までいってしまうのでしょうか?、もしそうだとするなら、それは、やっぱり、たいへんなことだとおもいます。)



六月二十二日 午後十一時十八分
 ふたたび「奪首」しました。ドミンゴが勝ちました。
ドミンゴが、勝ちを逃すときは、「リリーフ」絡みのことが多く、わたしはたいへん心配していたのですが、今日は、リリーフとのかみ合いが完璧だったので、かなりほっとしています。
 しかしノーアウト満塁のチャンスを逃したときには、正直言って、やばい、とおもいました。これで流れがかわりかねないと、本気で心配しました。しかし、流れを変えなかった、中日投手陣は、やっぱり、「立派」、なのでしょう(みんな修羅場をくぐり抜けたひとたちばかりです、ヤワじゃありません)。岩瀬も、もう大丈夫、だとおもいます。大丈夫、であって欲しいものです。
 
 こんどは二週間ぐらいは、首位のままで居たいなあ(笑)。せめて、一日天下は、避けたいものだ。ということは、明日も、勝たねばならない、ということか。たいへんだ。 


六月二十四 朝
 福留選手は、打率・打点・ホームラン、この三つで、すべて上位五位には入れそうな気がする。ただし無冠の可能性も大。オリンピックがなければ、ひとつは取れただろうが、オリンピックがあってしまっては、なかなか、難しい。
 打率が上がれば、ホームランも、もっと増えるだろう。そして打率が、このままで終わるとは、わたしは、おもわない。

 2005年は、福留、三冠も、ありえる。 


六月二十四日、午後十時十分
 「三たて」です、リベンジです。やるべきことをちゃんとやり遂げました。首位固め、などとはまだ言いません(笑)。ただ、様々な混乱のさなか、もっとも野球らしく、、野球しているのは、きっと中日なのでしょう。不気味なことに、わたしは今、とても冷静なのです(笑)。勝って当然、という気になっています。もしかしたら危険な兆候でしょうか(笑)。


六月二十五日 午後八時二十六分
 このページを、積極的に更新し始めてから、やけにドラゴンズの調子がよい(笑)。ジンクスに弱いわたしとしては、当分積極的に更新したいとおもう。
 
 立浪選手が、とうとう打率順位トップとなりました。わたしが以前に書いた、すべては立浪次第である、
という説は、なかなか説得力を持ち始めたようにおもいます。だから「立浪MVP説」も、いい線ついているかもしれません。
 落合監督で優勝して、立浪選手がMVPをとって、その上山本昌投手が最優秀防御率に輝いたりしたら、あらゆるドラゴンズファンにとっては、最高にハッピーだとおもいます。もちろん、まったくの、夢です(笑)。あまりたわごとばかり書いていると、厳しい現実(笑)に、復讐されてしまいそうなので、だからこの辺で、やめておきましょう。


六月二十六日 午後九時五十五分
 山本昌投手 七回、六安打、一失点  まさしく快投!
 立浪選手 二安打、五打点、三割四分七厘 まさしく大爆発!
 ドラファンは、飲み過ぎに注意しましょう!(自戒を込めつつ) 

 ところで、わたしが今日の朝から気になっていたのは、リナレス選手です。今朝の新聞によると、すでに前日からスタメンが決定されていたようなので、その記事を読んで、とても気になってました。というの、おそらく夏場のキーパーソンは、リナレスではないかと、わたしは予想しているからです。というか、シーズン前には、「リナレス四番」説すら、わたしは考えてました。前にもちらっと書きましたが、落合監督は、かなり高級な「打撃の目利き」だとわたしはおもってます。「打撃の目利き」が、打撃マニアである監督が、あのリナレスを、ほっとくわけない、と、わたしはおもってました。どうにか、リナレスを、使えるものに、仕上げるのではないかと、わたしはおもっていました。それに超大物リナレスにも、プライドはあるでしょう。リナレスに、「大リーガー」のような、遊び半分(金目当て)という生半可なところはおそらくないとおもいます。リナレス、かなり、マジではないでしょうか?。今日は二安打したようです、今後かれがどうなっていくか?、ことによったら大爆発もありえるのか?、わたしは、たいへん注目しています。


六月二十八日 午前八時二十三分
 六連勝! 英智!!

 よく考えると、去年と、メンバーは、変わらないのです。トレードも、補強も、しなかったわけだから、チームの面子は、まったくと言っていいほどに、変わっていない(新戦力は、せいぜい川相選手くらい)。ところが、こうまでも違ってしまう。(蔵本)英智なんて、去年まで、さほど注目されていなかった、ところが、こうまでも、違ってしまうのだ。
 素材の組み合わせ方と、その動かし方で、野球とは、こうまでも違ってしまうものなのだ。落合監督、相当凄い監督かもしれない。いままでの「名監督」とは、まるっきり異なる名監督。「名監督」という言い方が、まるっきり似合わない名監督。ありがとう、落合監督!
 もっともっと、楽しめそうだ。


六月二十九日 午後十時四十分
 七連勝!! 五ゲーム差!!!

広島 九安打 二ホームラン 三四死球 二得点
中日 十二安打 一ホームラン 二四死球 十得点
 見ての通り、成績自体は、カープもドラゴンズも、さほど変わらない。しかし十二安打で十点は、効率よすぎだし、一方九安打二ホーマーで二点というのは、あまりにも効率わるすぎなのだ。しかしこれが野球なのだろう。実力以外のなにかが、あまりにも、不可視的に、そして強烈に、機能してしまう。前にも書いたけれど、中日は、去年と、メンバーはさほど変わらない。しかしそれを、どう組み換えて、どう機能させるかによって、「十二安打十得点」が、いともあっさりと、可能となってしまったりもする(「十二安打十得点」なんて、去年、果たして、あっただろうか)。
 
 しかし、おそらく、今の中日の連勝・好調とは、いわゆるチームの「勢い」、ではないとおもう。おそらく中日は、今、チームとして、「自己発見」しつつあるのではないだろうか。ドラゴンズは、いままで、まるで分からないままでいた、いままでまったく見失ったままでいた、自分たちの本質と自分たちの実力を、今、まさに、発見しつつあるのではないだろうか?、そして、日本一になるまでは、ドラゴンズの「自己発見」「自己完成」は、終わらないのではないだろうか?、だから、ドラゴンズは、今年、どうしても日本一に、ならないわけにはいかない、ということなのではないだろうか?。わたしは、今、そんな気がして、仕方がないのです。


七月二日 午後十一時三十八分
 横浜に負けました、川上で負けました、一ヶ月ぶりのニ連敗です。しかしリナレスはホームランを打ちました。良い傾向だとおもいます。前にも書きましたが、きっと、リナレスが、ドラゴンズを助けてくれる局面がやって来るとおもいます。リナレスありがとう、と、いずれ、満面の笑みで、言ってみたいものです。そうなるだろうと、わたしは、おもっています。

 しかし、川上で負けるとはなあ。川上、六敗かあ。それも、どうだろう?


七月五日 午前十時十分
 三連敗で、ほんとうに良かった。四連敗では、しゃれになりません。三連敗が、いっぱいいっぱいですね。
 しかし三敗目を知ったその瞬間には(土曜日の夕方)、わたしは、あまりのショックに、頭を抱え込んでしまいました(人前で)。バカですね(笑)。七連勝中、あまりの夢心地に、すっかり「現実の厳しさ」を忘れてしまっていました。
冷水を、突然ぶっかけられたような、ショックでした。「三連敗かよお!!!」

 
 七月四日の試合は、とても面白い試合だったようです。一点差をめぐる緊張感が、最後まで、持続していたようです。
 野口が、四回三分の一で、一点勝っていながら、降板させられています。かわいそうだけど、正しい采配だとおもう。
 小さな点差で勝つほかない中日としては、そういうことも在り得てしまう、ということでしょう。

 井上、再「爆発」、か?
 期待していいの?


七月十三日
 今週末から後半戦がはじまります。後半は、どうなることでしょう。

 とあるスポーツ記事を読んでいたら、「混セ」などという言葉をつかっていて、たいへん不愉快な思いをしてしまいました。「混セ」などではありません。ドラゴンズがきっちり首位をキープしています。
 どこかで連勝し、二位とか三位のチームが、一気に奪首する、というのは、ありそうで在り得ないのではないかと、わたしは予測しています。今年は、ドラゴンズも含めて、十連勝以上する、というのは、なかなか難しいとおもいます。なぜなら極端に弱いチームがないのです。
 「勢い」、だけでは、さすがに十連勝以上は難しいでしょう。せいぜい五連勝とか六連勝。やはり弱いチームが居ないことには、大きな連勝は、無理だとおもう。ところが今年は、そんな弱いチームが見あたらないのです。巨人や阪神が、「連勝祈願」しているかぎり、中日は焦らないではすむとおもいます。むしろ不気味なのは、横浜かもしれません。

 だから、一番恐いのは、ドラゴンズの調子自体が、落ちてしまうこと、となるわけですが、やはり、それは、わたしが春にここで書いたように、立浪選手の調子次第、ということになるでしょう。立浪が、このまま首位打者など、取ろうものなら、中日は、おそらく危なげなく、優勝するでしょう。あるいは、首位打者を取らないまでも、三割二分程度をキープできれば、途中で競り合うにしても、中日の「首位」陥落というのは、おそらくないとおもう(首位のまま、優勝まで行けるとおもう)。だから逆に、立浪の打率が、三割前後をうろつき始めると、優勝が危なくなってきます(首位陥落もありえます、大混戦となります)。そしてもしも万が一、立浪が、大スランプに陥ったり戦線離脱しようものなら、中日の優勝は、まずない、ということになるでしょう。立浪様次第なのです。

 オリンピックでの、福留、岩瀬の離脱は、あまり大きな影響ないとおもいます。むしろ良い影響があるように、わたしは予感しています。
 前にも書きましたが、リナレスが、調子を上げているようです。リナレスは中日を救う。オリンピックの頃には、リナレスは、絶好調かもしれない。若手への、チャンスも、ずいぶん増える(フレッシュな活躍が見れそう)。オリンピックの期間くらいなら、チームの良い調子が、保てるとおもう。もしかしたら少し勢いづくかもしれない。貯金をふたつくらい増やせるかもしれない。けっこう期待してます。

 
七月十九日
 二連敗した後の、首位攻防戦、しかも巨人戦、とても心配していましたが、とにかく、勝てて良かった。
 ほんとうは、もつと素直に、喜びたい所なのです。川上がなげ、立浪・福留が打点を稼いだのだから、ほんとうはもっとはしゃぎたいところなのだけど、しかし、川上の、二失点は、点取られすぎ打とおもう(あえて厳しくそう言います)。巨人戦で、首位攻防戦で、しかもナゴヤドームなのだから、川上ならば、多くて「一点」という、ピッチングが、ノルマだとおもう。本来ならば、それくらいの、絶対的な投手だとおもう。川上投手には、超最高レベルを望みたい。

 そしてそれは岩瀬投手にも言えること。首位攻防戦で、巨人戦で、ナゴヤドームなのだから、やはり、一点たりとも取られてほしくないのだ。

 かつての今中がそうであったように、わたしは岩瀬がうたれるたびに、(ほんとうに)心を痛めてしまいます。

 しかしまあ、とりあえず、勝てて良かった。


七月二十一日 午後十一時七分
 とても大事な一勝。この一勝で、とりあえず、負け越しカードがなくなった。
 対巨人戦と(苦手な)対ヤクルト戦は、とりあえずドローにまでもどすことができた。阪神戦は、現在ひとつ勝ち越している。広島戦と横浜線は、けっこう大きく勝ち越している。だから「苦手」は、事実上、今夜消滅したことになる。これはとても大きい。今夜、中日は、「首位固め」という言葉がふさわしい位置に、とうとう達した、と言って良いだろう。とてもとても、おおきな一勝。

 反対に今日負けていたらどうなっただろう。一ゲーム半に、巨人とのゲーム差は縮まってしまうし、対巨人戦は、ふたつの負け越しとなってしまう。今夜勝つと負けるとでは、じつは雲泥の差なのだ。今日は、優勝へと、大きく踏み込んだ、大事な一勝となったとおもう。記念すべき一日。

 もちろん勝ちかたもとても良い。これが中日のストロングスタイルの勝ちかただろう。川上の最多勝、山本昌の最優優秀防御率賞、立浪の首位打者、この三つは、もはや、夢物語ではなくなってきた。

 優勝したい。そして、とにかく、日本一になりたい。胸掻きむしるわたしの思い。


八月十一日 午後十時九分
 英智!英智!英智!
 
 前日につづいて、英智の好プレーが、試合の流れを決めた、というのは、実はとても大きい。去年まで無名だった選手が、こんな大事な大舞台で、二日つづけて、大仕事をやってのける、というのは、今の中日が、チームとして、とても良い状態であることを、はっきりと物語っている、とおもう。最優秀選手は立浪だけど、最大ラッキーボーイは、まちがいなく、英智なのだ。中日は、絶対的に巨大な実力があるというチームではないだけに、「ラッキーボーイ」の存在は、とても大きい。こんな見事なラッキーボーイを育て上げ引っ張りあげた落合監督は、名将らしからぬ名将なのだろう。戦うこと以上に、育てることにおいて、たいへんな才能を発揮する名将、それが、落合監督なのだ。

 (野球では、必ずしも、強いチームが勝つわけではない。しかし、逆に、勝ちつづけていると、勝つことを覚えることで、強くないチームすらも、いつの間にかにほんとうに強くなってしまったりもする。今の中日ドラゴンズとは、そんな感じなのではないだろうか。)

 しかし、昨日(八月十日)の試合。だれもが完封してほしいとおもっているその試合で、ほんとうに完封してのけた、川上というのも、やっぱり、相当に凄い。昨日の一勝が、今日の一勝をまねき寄せた、ともいえるだろう(きのうの一勝が、ジャイアンツを、相当焦らせた、とは言えるだろう)。すさまじく大きな二連勝。しかしその最大の功労は、完封してのけた、川上でもあるのだ。最大功労が川上で、最大ラッキーボーイが、英智。なんか、とっても、いい感じだとおもう。

 明日もかって、「三たて」できないものかなあ。


八月十六日 午前九時二十三分
 わたしは都内在住なのですが、実は「あの日」、あの「八月十四日」の夕方五時ころ、山手線に揺られながら、これから、神宮球場に行こうかどうか、わたしは思い悩んでいたのでした。もちろん、神宮では、あと一時間ほどで、「ヤクルト-中日戦」が開始されようとしていました。ああ野球がみたいとわたしは欲望していました。しかし結局あまりに疲れていたので、疲れすぎていたために、神宮へ行くことは、わたしは、断念してしまいました。わたしは山手線を新宿で降りて、神宮とは逆方向の電車に乗り換えて、家路に向かっていました。実際ちょっとほっとしつつ、わたしは黄色い電車に揺られていたものでした。しかしもちん、いまでは、この決断を(「総武線三鷹行き」なんぞに乗ってしまったことを)、ものすごくものすごくものすごく本気で後悔しています。大馬鹿なじぶんをつよくつよくいまでも嘆いています。失くした宝くじが、一等を当てていた、という感じです。強い自己嫌悪にすら至りかねません。ちょっと危険です(笑)。

 八回と九回で、九点とってしまう、六点差をひっくり返してしまう、あまりにも劇的な勝利。Vロードへ最初の一歩踏み込んだ、「八月十四日」の大勝利。

 以前にも書いた通り、わたしは「リナレス」に強く期待していたし、その期待通りの活躍を、「リナレス」はこの日やってのけた、と、いえるとおもう。数字には現れにくいけど、「リナレス」は、意外に、良い所で活躍してるし、けっこう勝利に貢献しているとおもいます。リナレス、まだまだやれるとおもう。


 立浪の疲れがちょっと心配。


八月十九日 九時二十七分
 「五ゲーム差」というのは、ちょっと、凄い。

 しかし、いつものことではあるけれど、メディアであたりまえのように語られている、「中日はなかなか負けませんねえ」という言い方は、やっぱりすさまじく失礼だとおもう。なぜ「勝ちつづけている」と言わず「負けませんねえ」なんだ?、露骨な「巨人中心」は、馬鹿げているとはいえ、多少そんなことにも慣れてしまったわたしたちではあるけれど、しかしそれでも、もう少し、首位チームへの敬意とか、ファンへの礼儀というのを、わきまえることくらいできないものだろうか。日々全力を尽くし(人生賭けて)いい試合しつつ、勝ちつづけているチームに向かって、立派な結果を出しているかれらに向かって、「なかなか負けませんねえ」という言い方は、いくらなんでも酷いだろう。「たかが選手が」ほどではないにしても、そこに侮蔑を感じないわけにはいかない。そんな侮蔑的な発言を、まったく侮蔑と感じないで、自然と発してしまう彼らは、とても根深く病んでいる、と、わたしには思えてならない。

八月二十日 午前六時五十二分
 とにかくもくもくと、勝ちつづけるのみ、と、決意を新たにしました。周りが白けていようとかまいません。とうとう、六ゲーム差です。Vロードを、一歩一歩、歩みつづけています。


 巨人とは六ゲーム差に「広がった」けど、ヤクルトとは七・五ゲーム差にまで「縮まって」きている。苦手なヤクルトが、勢いを加速させている、というのは、やはり不気味ではある。
 おそらく今月中には、二位と三位が入れ代わることになるとおもう。来月では、中日のライバルは、ヤクルトとなっていることだろう。来月の行方は、ちょっと、読めない。ヤクルトが、どれくらいの、強さを発揮するのか、わたしには読みきれない。かえって、恐い気もする。


八月二十三日 午後六時四十六分
 福留、オリンピックで、ひと化けしたかな。しかしもうふた化けくらい、してほしいものだ。それくらいに、大きい選手だとおもう。三冠王を、本気で目指そう。

 
 ところで、オリンピックの準決勝、先発ピッチャーは誰だろう。岩隈とか、三浦には、ちょっとまかせられないだろう。とすると、もしかして、岩瀬先発?
 個人的には、あまり岩瀬を酷使してほしくはないのだけど、しかし、客観的に考えると、「岩瀬先発」というのは、悪くないとおもう。もちろん、「五回限定」とか、投げるイニングを、あらかじめはっきりさせたうえでの先発でなければならない、とは、わたしもおもうけど、しかし、「五回限定」くらいならば、岩瀬は、きっちり、仕事をこなすとおもう。そもそもロングリリーフ可能な投手ではあるのだし、先発志向ででも在るのだし。だから調子が乗れば、七回・八回くらいも、投げきることができるかもしれない。しかも完封ピッチングで!、そんな岩瀬を観たい気もするし、観たくない気もする。野球ファンの心理は複雑です。
 しかしそんな決断をするもんかなあ、中畑監督。(中畑監督、けっこうがんばってるとはおもうけど)


 ところで、野口投手は、いったいどうなっちゃったんだ。「中村さん」がいないと、かれはだめなのか。
横浜に移籍したら、大復活したりして。


八月二十八日 午後十時二十五分
 中日ドラゴンズの厳しい日々。
危険です、とても危険だとおもいます。ヤクルトスワローズ二位浮上。四・五ゲーム差。たいへんな緊迫感をわたしは感じています。いったいどうなるのだろう。
福留の爆発に期待しようか?、それとも岩瀬の連投にかけようか?、結局最後の頼りはやっぱりこの二人かな。 


九月一日 午前八時二十五分
 福留選手、ずいぶん良さそうです。落合監督曰く、オリンピックに行く前より、状態が良い、とのこと。ドラゴンズのラストスパートでの大爆発を、大いに期待することとしよう。

 昨日ヤクルトがものすごい試合をしていた。八回に六点差を追いついて(凄いねばりだ)、延長戦に持ち込み、十一回の表に、広島に三点取られたその裏に(ここで試合は普通決まるはずなのに)、ヤクルトは(ツーアウトから)宮本・岩村・古田の三連打で、二点をもぎ取り一点差とするが(凄いねばりだ!)、しかし後続のラミレスは、三振し、結局そのままゲームセット。ヤクルトと中日とのゲーム差は「六」となって、中日ファンとしては、とりあえずほっと一息、ではあるけれど、しかし最近のヤクルト、かなり本気で、優勝狙っている、という感じでは、ある。やはりヤクルトは、巨人なんかよりも、はるかに恐い存在だとおもう。勢いあるし、中日はヤクルト苦手だし、やっぱりヤクルト、なかなか不気味!。要注意!!。


九月二日 午前九時八分
 福留骨折!!、今季絶望!!!
わたしは呆然としています。どうしよう?。どうしようもないんだけど、でも、どうしよう?どうしよう?とつい自分に問うてしまいます。どうしようもないですね。日本シリーズどころではない。優勝も危険だとおもう。

 (たしか前にもあったんだよなあ。シーズン終盤にヤクルトと首位争いしていて、パウエルとか、立浪が、立て続けに当てられて、あのときは、骨折にはならなかったけど何試合か出場できなくて、それで大事な試合を、いくつか落としてしまった、ということが、たしかあったとおもったけど、そしてあのときも、「当てた相手」は、阪神だったような気がする。なんかついてない。)


がんばれがんばれドラゴンズ! 負けるな負けるなドラゴンズ!


九月三日 午後九時三十二分
福留選手の骨折で、すっかりうろたえてしまって、悪い予想ばかりしてしまっていたわたしですが、しかしわたしが思う以上に、ドラゴンズは、ほんとうに強いようです。とてもがんばっています。泣けてきてしまいます。

福留のためにも頑張る、というアレックスのことばは「ありきたりなセンチメンタル」であることは分かっていても、つい感動し、盛り上がってしまうのも、たしかではあります。それはアレックスの、圧倒的な活躍がともなっているからだと思います。ありがとうアレックス!、がんばれアレックス!

今日のドミンゴだってもちろんすばらしい。「もっとも危険な男」が(いつだって不安をいだかせるこの男が)、こういうときに、こういうピッチングをするのだから、ちょっとかっこよすぎですらあります。最高です。ありがとうドミンゴ!、負けるなドミンゴ!

巨人と六ゲーム差、ヤクルトとは八ゲーム差となりました。わたしの予想(不安)を裏切る健闘をわたしはこころから喜んでいます。でも、やっぱり、不安は残ってしまうものですね。

もしもストライキが長引いたら、「優勝」とか、「日本シリーズ」とかは、いったいどうなっちゃうんだろうか。そんな「不安」もいだきつつ。日本野球を憂いたりもしつつ。そんな今日この頃。


九月五日 午後十一時五十五分
とてもとても、悔しい一敗。きのうの一敗はともかくとしても、今日の一敗は、とてもとても悔しい。九回の表に勝ち越したにもかかわらず、その裏に逆転されるというのは、あまりにも、「らしく」ない、負けかた。とても悔しい。
この一敗が、「痛い」一敗にならなければ良いのだが。

ところで、今まで一度も触れてこなかったけど、抑え(クローザー)を、固定しない「落合采配」とは、正しいやり方なのか、それとも正しくないのか、いったいどっちなのだろう。これは、結構、見解がわかれる所だとは思う。わたしには、正直言って、ちょっと、判断しかねる。実際のところ、どうなのだろう?。


ヤクルトの失速は、とても意外でした。正直言って、ほっとしてます。やっぱり敵は、けっきょく、「巨人」、ということか。


九月九日 午後十二時
「一勝一敗」というのは、どちらからみても、仕方がない、というところだろう。あわよくば二連勝というかんじもしたけど、昌投手に勝ってほしいという気持ちはたいへん強くあったのだけど、しかしそうかんたんにはいかない。巨人もさすがにモチベーションが高まってはいるようだ。

渡辺選手に、注目しよう。

とにかく、今日の試合は、とても大きい。すさまじく大きい。

九月九日 午後十時五十六分
ドラゴンズ、見事な逆転勝利。勝つべきときに、勝てました。ほんとうに強いんだなあ、いまの中日は。
とても大きい、すさまじく大きい、今日の一勝。

渡辺、絶好調!、そしてリナレス!、とうとうやってくれました。ありがとう、リナレス。


しかし立浪選手は、ほんとうに、絶不調という感じ。すごく心配だ。それでも、「三番立浪」には、絶対に手をつけないのだから、落合監督は、やっぱり凄いとおもう。

選手の失敗に、責任をとることが、「監督のリーダーシップ」であり、そしてそんな監督を、男にしてあげるのが、選手たちの責任なのだ。いまの中日は、「監督のリーダーシップ」と、選手たちの責任が、とてもうまく、かみ合っているようだ。落合監督は、徹底して、筋を通しつづけている。リーダーとは、ほんとうは、こういうひとのことを言うのだとおもう。星野的(軍人的)リーダーだけが、リーダーなのではない(むしろ、あのリーダーシップとは、かなり特殊なものだとおもう)。「やさしいお父さん」こそが、ほんとうは一番強いのだ。


九月十五日 午前0時二十四分
小笠原? 山井? 平松? 高橋光信?
いったいどうなっているんだろう、この狂い咲き状態は。若手が活躍するのは、とてもとてもうれしいことだけど、しかし、ちょっと、ちょっと凄すぎる。「二軍」の名前が、一夜にしてスポーツ紙の一面に踊ってしまう、という感じか。

わたしは、シーズンはじめの頃に、チームの穴を、若手のチャンスとして、落合監督は、きっと、積極的に使ってくるだろうと、予見してはいたけれど、まさかここまで「狂い咲き」的に、うまくいくとは、想像していなかった(想像できる訳ないし)。この現象を、チームの勢い、と言ってしまってはそれまでだけど、しかし、それ以上のなにかがあるような、そんな感じも、わたしには、ちょっとしているのだ。「伸び悩み」の、複数の選手が、突然、同時的に、化けつつある、というのは、やはりちょっと、ただごとではないだろう。「オレ流」という容易な形容詞では、説明しきれないなにかが、落合監督にはあるのだとおもう。このことを、そろそろ素直に、世間一般は、認めるべきときがきているとおもう。野茂とかイチローとは、また別な次元での、「日本野球革命」が、もしかしたら、落合監督によって、いまここで、静かになされつつあるのかもしれない。

やさしいお父さんという(落合的)父性は、そもそもこの日本では、前代未聞なのではないだろうか。スーパースター長嶋茂雄とは、いわば、「恐いおかあさん」みたいなひとなのだとおもう。かれも、たしかに、若手を育てることの出来るひとではあるけれど、しかしやや依怙贔屓過剰だったり、根本的に「天然」だったりするところは、どうしても、「父」というよりも、「母」っぽいと言うべきだったとおもう。しかし、アウトサイダー(一匹狼)落合博満は、やはり天然の「母」的ではなく、正真正銘の自由奔放な「父」なのだとおもう。しかし父とは言うけれど、マッチョなそれではなくて、あくまでも喜びをもって、育てることが出来る、「やさしい父」なのだとおもう。
日本は、かつての恐い母の時代から、やさしい父の時代へと、シフトチェンジしつつあるのだと、わたしは(勝手に)おもっているのだ。

おそらく、ヤクルトの古田捕手も、「やさしいお父さん」系だとおもう。わたしからも、微力ながら、一応エールを送っておこう。がんばれ古田!、負けるな古田!、いけいけ古田!、

やさしいお父さんこそが日本を変えるのだ(マッチョなニセリーダーなんて、もとめてはいけないのだ)。

九月二十三日 午後十二時二十二分
今日にもマジック点灯!、マジック4?、それとも6?
まさかペナント無効、とか?

この時期に、古田に明解なエールを送る落合監督は、やっぱり「頭がいい」とおもう。選手会内の、さまざまな意見調整をしなければならない古田選手にとって、優勝争いをしている落合監督からの「とことんやれ」というエールは、とても、古田選手を、「楽にさせる」一言だったとおもう。

この時期の、異例の発言は、やはり事態がよく見えているからこそ、だとおもう。

さえてるよなあ、落合監督。


十月一日 午前十一時二十一分
「マジック1」、九月三十日神宮球場。
この日、山本昌で決めるだろうと確信しつつ、わたしは神宮に行ってしまいました(さまざまに相当無理しつつ、行ってしまいました)。

なんと言っても天気がよかったし、(個人的には)無理すれば行けそうな雰囲気だったし、これはなんとかしなければならないと思い、そしてまんまとなんとかしてしまいました。神宮にたどりついたのはジャスト午後三時。三塁側内野席はすべて売り切れという表示がすでにされていたので、一塁側A指定席というのをまよわず購入(一塁側から、山本昌を正面から見ようと楽しみにしていたのだけど、先発は「小笠原」でした。同じ左ピッチャーだけど、「小笠原」だった。正直言ってがっかりだった)。球場外での待ち時間のあいだ、もっと「野蛮」に、中日ファンが、球場周りで盛り上がっているかとおもっていたら、さほどでもなくて、正直言って、ちょっとほっとしました。騒ぎすぎも、ちょっと困る。ときに恥ずかしかったりもする。


さまざまな見どころがありましたが、古田選手が、おもった以上に、打席での存在感があった。ラミレスよりも、アレックスよりも、古田には打者としての迫力があった。同友迫力か説明しずらいのだけど、しかし古田は恐い、と、とてもつよく感じさせるなにかがたしかにありました。古田って、とてもユニークな選手だとおもう。

(われわれが)一番盛り上がったのは、立浪のタイムリーと、その後での立浪の好走塁。チャンスに強いというのは、それだけでも凄いことだけど、立浪がさまざまに活躍することで(そのような存在をかれが保つことで、そしてゲームを動かすことで)、中日の貧相な打線が、ほんの一瞬、はからずも、輝いてしまうことになる。ほんの短い時間だけど、たしかに、あの打線が、輝くことになるのだ。それはやはり立浪だからこそ可能な化学変化だとおもう(高橋由伸とか、今岡とかには、できない仕事たとおもう)。立浪という選手も、なかなか難解なのだ。

試合は、代打の切り札高橋光信が、「男になれなかった」あの打席で、試合の劣勢ははっきりしてしまった。

しかしそれにしてもラミレスには良くやられる(ラミちゃんでいったい何度負けただろう)。

アレックスのファインプレーには大感激した。守備が悪ければこの試合は一方的なベタ負けだったはずだ。守備が大事だ、とても大事なんだ。そうつくづくおもった。好守は球場で見てるともっとも盛り上がる瞬間だったりもする。

平井は凄かった。とても凄かった。そしてヤクルトの石井もとても良い投手だとおもった。


しかし中日の二遊間はまさに鉄壁だった。あのふたりはまったく危なげがない。きっと難しいのであろうプレーも、とても軽やかにこなす。あのふたりは守備でわたしたちをわくわくさせてくれる。どこに出しても恥ずかしくないわたしたちの二遊間。とてもすばらしい。


今日こそ胴上げだ!!
そしてビールかけだ!!




十一月七日 午後六時三十分
樋口龍美という二十八才の「大型左腕」の中日入団が内定。
もちろんわたしも大いに期待したい。

しかし十一月六日の東京中日スポーツの記事はちょっと寂しかった。(チームでも家庭でも)「大黒柱宣言」とか、「ローテ狙う」とか、「山本昌に続く先発左腕が足りなかった今季」とか、このようなことばを繋げて推測するとやっぱり野口投手は来季は中日には居ない、ということなのか。「野口投手は戦力外」という噂はちらちら出てきてはいたけど東京中日スポーツでもこう書かれているということはその噂はやっぱり「本当」ということなのか?、関川選手が戦力外ということはどうやら確からしいけど、野口もやっぱり戦力外なのか?、ということは前回の優勝の最大の功労者がふたりともに戦力外になってしまう。やっぱり寂しくはある。


12月4日 午前八時四十六分
ウッズの入団が決まった。たいへんすばらしいことだ。素直に喜んでいる。


わたしはそのプレーを観たことがないのだけど、観た人なんてほんの少数しか居ないだろうけど、鎌田という新人選手が中日に入団する。中日スポーツではすでに結構な話題の選手となっている。身長162センチの、きわめてマッチョな体つき、スーパーアスリート級の体脂肪率8パーセント、ドラフト十位、とてもワイルドなキャラ/きわめて攻撃的なプロむきの性格、内野手、そしてもちろんきわめて好守!、162センチという身長で、やはりスカウト陣は躊躇もするのだけど、しかしそこを差し引いても、その守備だけでも、プロに値する、という守備への極めて高い評価。

 井端選手のひかえ、というとらえ方をされているようだが、しかし本当は、そろそろ「ポスト立浪」ということも、視野に入れておかねばならない時期ではあるとおもうのだ。鎌田選手が、「ポスト立浪」になれるかどうかはともかくも、立浪がいつまでも元気であるとは限らない。もしも立浪がいなくなったら、その穴は、あまりにも大きい。絶望的なまでに大きい。立浪からレギュラーの座を奪い取るような、ワイルドで攻撃的で、そしてきわめて頭のいい選手が待望されている。どうしたって鎌田選手に期待したくもなる。

もちろん来年も立浪選手が不動の三番であってほしいし、それが理想ではある。しかし「ポスト立浪」の台頭というのは、来年からの、裏キーワードとなることだろう。


12月10日 午後六時五十分
 山本昌、二億円の大台突破。四十才の複数年契約。あと二十七勝で二百勝。


 つまり今年レベルの活躍でがあと二年続いて二百勝、ということだろう。つめたく見れば、厳しい、といわれてもしかたがないかもしれない。しかしそもそも速球派ではないのだし、「完投」などだれももとめてはいないのだし、それにリリーフピッチャーは中日はとても充実している。あと二年間で、三十回ほどの勝ちゲームを作るというのは、今年の山本昌を見るかぎり、不可能ではない、という感じがする。もちろんわたしは期待します。


 今中が天才だとするならば、山本昌は秀才なのだと思う。天才今中というライバルの存在は山本昌にとってはじつはとても大きかったと思う。天才今中の存在が努力のモチベーションを上げていたと思う。今中が引退してしまった、その翌年の山本昌は、じつは不調だった。今中がいなくなってテンションが下がってしまったのだとわたしは勝手に思っていた。しかし昌は復活した。復活して当たり前と言わんばかりにごく自然に「復活」した(だれにもそれを「復活」だとはおもわせないほどに自然に「復活」した)。山本昌が今居ることをわたしたちはつい当たり前のように思ってしまうが(それも昌さんの「人徳」なのか)、あるいは反対に今中がかつて居たことをわたしたちはやけに感謝し神話化してしまうが(それも今中の「人徳」か)、しかしよくよく振り返って考えてみるとさすがに昌さん本当はどえらいことをしでかしているのである、四十歳をすぎて「十勝して当たり前」とまわりに思わせるほどにアスリートとしての高い完成度を山本昌は今実現しつつあるということなのだ、それは相当凄いことではないか。

 昌さんが二百勝したときに、花束をわたすのは、やっぱり今中投手であってほしい。今中が花束を渡し、ふたりがマウンドで握手する姿をわたしは夢想する。そんな夢想だけでわたしは感動してしまう。いい年して、バカですね、わたしは。

2004年の「中日ドラゴンズ」

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room9
  • 2004/12/10更新
  • 2004/05/31登録
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コメント (8)

最新コメント5件

2004/09/04

room9 首位打者は嶋で決定ですね。わたしも異存はありません(笑)。名古屋のカープファンというのも、なかなか味わい深いものなのでしょうか(笑)。

2004/09/05

peaceful もし、広島にすんでいたら絶対カープファンにはなっていなかったでしょうね。地元というものは、イヤラシイまでに地元チームを贔屓しますから(笑)。room9さんはこれからナゴドで観戦する予定はないのですか?私だったら、絶対遠征しますよ。

room9 「遠征」、したいです。でも無理だと思う。しかし「地元」というのも複雑なんでね。すると、わたしも、「名古屋」人だったりしたら、もしかしてカープファン?(笑)、あるいはヤクルト?、ありえないことではないか。

2004/11/07

生死去来棚頭傀儡一線断時落落磊磊 今年優勝できたのは川相が移籍したのも大きかったのでは? http://www.nhk.or.jp/spotai/onair/24/... 11月7日(日)18時10分~59分(NHK衛星第一) 11月21日(日)11時10分~59分(NHK衛星第一)

room9 たしかに川相の存在は大きかったと思います。「守って勝つ」勝ち方ですから、中日にとっては「一点」がとても重い。試合の山場での「送りバント」は普通以上に大事です。川相が百パーセント「送りバント」するために代打に出てくると中日ファンはたいへんな声援を送り大盛り上がりしていたものでした。生え抜き選手じゃあないのに(笑)。きっと「送りバントの名手」としいう役割以上の存在感すらファンは感じていたのだと思います。

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