クール・ジャパン
COOL JAPAN
表紙を見て「これはちょっと…」と思っていたけど文章が面白いらしいので買ってみた。自称「現代アートのチアリーダー」山口裕美さんの本(本人のサイトTOKYO TRASH http://www.so-net.ne.jp/tokyotrash/...)。日比野克彦、村上隆、奈良美智、会田誠など40人以上(どうせだから全部書いておくと他に、赤坂知也、石原友明、磯崎道佳、岩井俊雄、大竹伸朗、岡崎太威、沖啓介、小沢剛、河口洋一郎、川俣正、小林孝亘、駒形克哉、斎藤美奈子、島袋道浩、曽根裕、高柳恵里、田中偉一郎、タニシK、土屋公雄、椿昇、鳥光桃代、永島京子、長島有里枝、中村ケンゴ、中村政人、名和晃平、端聡、八谷和彦、濱口健、平井武人、福田美蘭、本田健、三橋純 ミヤケマイ、宮島達男、森村泰昌、諸泉茂、柳幸典、誤字は無いかなぁ)の作品の見開き写真紹介と、文章は「Japan's Gross National Cool」でGNPに対してGNC(「はじめに」では国民文化力と訳されていたが)という指標で日本は高い値を示していると提唱したダグラス・マッグレイ氏や、少年ナイフの火付け役(?)中村伊知哉氏との対談、日本の美術史やさまざまな考察など内容はかなり盛りだくさん。
この本を読みながら他の本を2冊思い出した。一つは「ブラック・マシン・ミュージック」野田努著、これはキーワード登録したのでそちらも参照。もう一冊は「コモンズ」ローレンス・レッシング著。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/...
「コモンズ」は図書館で借りて途中まで読んだだけなのでうろ覚えだが重要な部分は、ハード、コード(ソフトウェア)、コンテンツのどれかで支配的な力を持った企業等が、別のものまでコントロールしようとすること(この画像を見たかったら、このソフトをインストールしろ。とかかな)を できないように法規制するべきという話だったと思う。
でも「COOL JAPAN」を読んでて結局コンテンツが魅力的なら、どんな方法使っても消費者は手に入れちゃうしなと思った。実際タイによく行く人が「日本の番組の、(違法?)ビデオが出るのがめちゃめちゃ早い。日本で録画してすぐ郵送して吹き替え(あやしいのはセリフ部分だけBGMも消えたりするらしい)して出してるとしか思えない」と言ってたし。そんなんでビルまで建てちゃったのもいるらしいし(さすがにその後は正規のものを扱ってるらしいが)。
もちろんこうゆうのは必ずしも喜ばしいことではないだろうけど、これを書いている現在も、おそらく長崎の小学生の殺人事件の加害者写真のパーカーのロゴから名前を取った「実在の人物や事件とは一切関係ない2ch作の架空」と称するキャラクターをモデルにした色々な人の絵をネット上で見ることだって出来るわけだし。
ここら辺のタブーで決して日があたらないところで発揮されてるエネルギーは「ブラック・マシン・ミュージック」の、5,60年代アメリカの "神の意志に背く" "精神疾患" をともなう "口にするのもおぞましい" タブーだったゲイのエネルギーに近いものがあるのかもしれない(自分としてはどっちに対しても特にこれといって否定も肯定もないけど)。
でも「COOL JAPAN」の書く世界は「ブラック・マシン・ミュージック」で言えば、p243の『ホアン、おれはついに音楽の未来を見つけたよ!』(略)『ああ、おかまディスコのことね』(略)『ノー!違うよ、ホアン、そんなんじゃないんだ!』(略)『だから、たかがディスコだろ?』よりは先に行ってるんだなと思って心強い気がした。「ブラック~」は本編p469だから半分はこえた!
うーん大して意味も無く長い文章でごめんなさい。あとは広く薄くリンクしていきたいと思います。
※ときどきrenewします
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