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国際政治とは何か 地球社会における人間と秩序

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"印刷文明が「外爆発」の文明であったのに対し、電子メディアの時代を「内爆発」と呼んだ"というこの本のp76の部分になにか感銘を受けました。カナダの英文学者マーシャル・マクルーハンの言葉ということです。この↓二つのサイトで見る限り恐ろしく評価に差がある人のようだけど。。。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/...
http://pitecan.com/Bookshelf/TAKAI...
マクルーハンの本は読んでないので正確なことは分かりませんが、印刷は一部の人が情報を多数に向かって発信している「外爆発(explosion)」のに対し、webなどは情報を集める熱意を持っていれば多数から情報が集まってくる「内爆発(implosion)」という意味だと自分は解釈しました(違ったら大恥だけど)。

こういう世の中だから、自分の知らない色々な所で内爆発が起こっているのでは(この関心空間内でも)と想像しています。いつかそれが形をもって "外爆発" になるのではと妄想しつつ、長文書いたり、片っ端からキーワードリンクを貼ったりしています(苦笑 迷惑だったらごめんなさい)。特にshimbun(emacs-w3m)は自分にとって内爆発です(HDの中には複数新聞サイトから取得した新聞記事のファイルが一年分以上500,000件以上あって(2006年6月末現在)文字列検索で簡単な知ったかぶりも出来ます(笑)そんなニュース全然知らなかった、なにがどうなってるのかよく分からんって時も第一報から見直してすぐ理解できます)。

肝心のこの本の内容はメディア論はごく一部で、全体はかなり濃い内容で、近代の歴史の本を読んでないといきなり結論や主張がきたりする部分が多いので、どういう事実があってこういう話の流れになっているのか分からないところも多いです。

まぁ結局こうすれば良いという答えがこの本の中にあるわけではないのですけどね(今まで何千年も人類が平和を求めてきたのに未だに達成されてないんだから当たり前だけど)。最終的には"寛容"だそうです。

ちょっと突然思い出して書いてみました。あとで書き足すかも。

(出だしの部分について、3:30 pm 梅田望夫さんについてで、引用しました(長文)。)

で書き足し。第一章 国際政治の来歴 のまとめ部分をちょっとだけ。1970年頃から世界を一つのシステムとして捉えるアプローチ、「世界システム」的アプローチが盛んになったが、冷戦終了後にいっそう強調されるようになった。代表的なものとして(1)自由民主主義が勝利し、進歩と啓蒙の歴史としての世界史が終焉したとする見方(フランシス・フクヤマ)、(2)主権国家の抗争史としての近代は終焉し、多元的なネットワークで結ばれた新中世的圏域が世界を主導するという見方(田中明彦)、(3)ネットワーク社会が啓蒙主義的な近代国民国家を衰退に追いやり、帝国的秩序が復活しつつあるという見方(ジャン=マリ・ゲーノ)(4)世界の基本的な枠組みは国家やイデオロギーの対立ではなく文化特に基底的な価値観である文明の抗争関係によって規定されていくという見方(サミュエル・ハンチントン)など。これらはいずれも近代的な主権国家が今後の国際政治に対して持つ比重の低下を強調している。p79-80あたり抜粋。難しいです…どれが今の現状に近いんだろうか。(1)は無いか。

※2010/3追記
ホッブズが天才的だったのは、(略)、自由な近代人の精神の内奥に存在する恐怖に視点を据えたことであった。

彼の主著『リヴァイアサン』(1651年)は、止みがたい恐怖をを抱えた人間が、「安全」を獲得するには、自ら進んで国家の支配を受けるほかないことを論証した著作であった。ホッブズによれば、「私たちはこの世にあるかぎり精神の永遠の静けさはない。なぜならば、生それ自体が運動にほかならず、また生は感覚無しではありえないように、欲求や恐怖なしにもありえない」。理性を持ち将来を予測できる人間は、まさにそのゆえにたとえ生物学的に満たされていても将来への不安にかられ、精神的に満たされることはない。そうした人間は、強大な権力の統制に置かれなければ、自らを満たすために互いに相争うことになる。

  万人が万人にとっての敵である戦争の時に起こることはすべて、人々が彼ら自身の強さや工夫によって得られるもののほかにはなんの保障(security)もなくくらしている時にも起こる。このような状態においては勤労の余地はない。なぜなら、その成果が不確かだからである。したがって、土地の耕作は行われず、航海も航路で輸入されうる財貨の使用もおこなわれず。便利な建物もなく、多くの力を要するものを運搬し、移動させる道具もなく、地表に関する知識も時間の計算もなく、技術も文字も社会もない。そしてもっとも悪いことは、継続的な恐怖と暴力による死の危険とが存在し、人間の生活は孤独で、貧しく、険悪で残忍でしかも短いことである(1)。

ホッブズは、自由な個人にとって最悪の状態は心理的無限増殖であると見抜いたp87-p88

少し後のオランダ人スピノザも「二つの国家相互の関係は自然状態における人間相互の関係と同様である」とみとめながら、「ただ違うのは、国家は他からの圧迫に対して自己を守りうるが、自然状態における人間はこれが出来ないということだけである。なぜなら、人間は毎日眠らなければならず、しばしば病気や精神の悩みに襲われ、ついには老衰し、なおそのほか、国家なら煩わせずにすむような種々のめんどうなことを負担しているからである」と、自然状態にある国家の方が、自然状態の個人よりも安全な状態にあると認めていたのである(2)。

 (1)トーマス・ホッブズ、水田洋・田中浩訳『リヴァイアサン』世界の大思想13河出書房新社 
 (2)スピノザ畠中尚志訳『国家論』岩波文庫1968年 

国家強度のジレンマという言葉がp133に出てくるのですが、こちらで引用しました。
国家強度のジレンマ

中公新書 中西寛著 第4回読売・吉野作造賞受賞

日記にホッブズとスピノザについて書きました。このKWも本当はもっと良いものに書き直したいんですけど、本が難しいのと他にも読みたい本が多いのでなかなか出来ません。ごめんなさい。
2006/07/22集合知とホッブズとか

国際政治とは何か 地球社会における人間と秩序

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lightcyan
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  • 2006/08/07更新
  • 2004/08/30登録
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コメント (2)

2006/02/01

島崎丈太 実に面白そうな本ですね。 早速「読みたい本リストに追加し、多分、会社の図書室に購入依頼すると思います。 読んだら又、コメントしたいと思います。

2006/02/02

lightcyan 僕なんかの紹介文でご期待に添えますでしょうか^^;まぁ会社の図書室ならいいですかね。

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3:30 pm 梅田望夫さんについて

  • lightcyanの日記 | Tracked: 09.7.7 4:48 pm

なんか一部ネット界隈ではhttp://www.itmedia.co.jp/news/...[日…

シャーロック・ホームズ対官僚

  • 翻訳blog | Tracked: 07.3.6 4:54 pm

                 マーシャル・マクルーハン  多面的人間ホームズ

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