いり番茶
不覚にもつい1週間ほど前まで小生、「いり番茶」なるものの存在を知りませんでした。何やら「京都で“番茶”といえば、いり番茶のこと。京都では古くから親しまれているお茶です」というほどポピュラーなもののようで…。
焚き火が好きです。田舎育ちなもので、秋も深くなるとよく母と祖母が庭の落ち葉や切り落として放置してあった枝などを集めてメラメラと燃やしていたわけです。小さい頃の話なものですから、当然燃える火なんてものには目がないわけで…。純粋に焚き火というものにワクワクしたり、それが終わった後、残り火がくすぶる灰の中で芋を焼いたりして楽しんでおりました。それも手伝ってか、今でもどこからか焚き火の煙の匂いがすると、ドキドキするというか、郷愁を誘われるというか、とにかく胸がキュンとするのです。
…で、一保堂のいり番茶。焚き火のような香りがするんですよねえ。そもそもが薫製好きだし、前述したような経緯もあって、ひとくち口にしてもうヤラレちゃったわけです。
そもそもいり番茶とは、「その年最初の茶摘みの後、ヒザ丈程度の高さに切り落とした茶の木の枝や葉、茎を蒸し、その後揉まずに葉が開いた状態のまま乾燥させ、高温に熱した鉄板の上で3分ほど強火で炒って仕上げたお茶」らしく、似たようなポジションのほうじ茶とは「葉を揉んで乾かすか、揉まずに乾かすか」というところで違っているようです。たったそれだけでこうも風味が違うとは…日本茶、深いです。ちなみに「番茶」と「煎茶」は実は等級の違いらしく、「ハレ」と「ケ」、番茶がデイリーユースで、煎茶はお客さん用という違いなのだとか。これもはじめて知りました。そういえば、「番茶」「煎茶」「ほうじ茶」「抹茶」の違い、あんまり厳密に知らなかったなあ、と。日本人なのに珈琲にウツツを抜かしたりして。お恥ずかしい。
いり番茶は、含まれるカフェインやタンニンの量も少なく、京都では「赤ちゃんや病気の方に良いお茶」と古くから愛されているらしいので、秋の夜長にみなさんも是非。
- 2006/03/02更新
- 2004/09/28登録
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コメント (10)
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2007/01/20
紙飛行機 ああ、そう、ここ。Rumeさんが広島のお店を挙げられた際に「確か…東京にも…」と思ったものの探し当てられず。三茶でしたか。僕もそのうち行ってみよう。
2007/01/21
Rume 最近気になる鯖寿司。このお店のタタミイワシの燻製もなかなかいけます。燻製部作れそうですね。
紙飛行機 米吾は地元です。弁当などでなじみ深い。米子駅の立ち蕎麦屋でも確か食べれたはず。さば寿司も有名だけどスモーク仕立てってのは食べたことがないなあ。燻製部、いいですね。食べ歩くだけでなく、自家製も視野に入れて。
Rume 米吾は地元でしたか。鯖寿司は買ったことあります。馬鹿らしいほど高価な鯖寿司に比べると味のわりにコスパがよく感じます。燻製は過去に3回ぐらい作ったことありますよ。父が釣りに行って大量に鯖を釣ってきたとき干物を作って、干物ばかりだと飽きるので、干物から燻製を作りました。別に特別な道具など使わずに、深めの中華なべに網を渡して下にキャンプ用品店などで買ってきた桜のチップや紅茶の出し殻を置く。網の上に干物の鯖を置き、それで蓋をして火をつけて30分ぐらい。換気扇を使ったのに家の二階がいぶされて、2,3日匂いが篭りました。近所から苦情がきそうだから、河原等でやったほうがいいかもしれません。美味しいので鯖の燻製はオススメです。
紙飛行機 鯖は庶民の食べ物ですからねー。関サバとかいう高級魚があるのを成人するまで知りませんでしたよ。燻製には元にコクのある食材の方がおいしいのかも。鯖とかも脂がこってりめだし。たたみいわしのお店のサワラもなかなかうまげな見栄えでした。釣りとセットにするのはいいかもしれませんね。羽田が近いから釣り船で釣った後飛行機を眺めつつ燻製を楽しむ…。のどかな休日が思い浮かびます。
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