カオ
顔
この映画を見ると「ブス」というのは生まれつきの顔のつくりのことではなく、仕草とか服装とか表情とかトータルを含めた意味で「ブス」なのだなあ、と改めて気がつかされる。それぐらい主演の藤山直美のブス演技はすごい。
40すぎて独立もできず母親と同居しながら引きこもり生活を送る正子。肥満気味の体を持て余しながら少女漫画(「カトリーヌの涙」)と昼メロに現実逃避を求める日々。トーゼン友達もいなければ彼氏もいない。そんな正子が母親の死をきっかけに、自分と正反対に美しく、男慣れしている妹を殺してしまい、逃走の旅にでる。
ラブホテルの従業員になったり、ホステスをしながらの逃走生活がもたらす自立と自信。初めて自分に優しくしてくれる男性とも出会い、化粧も覚え、どんどん表情が輝いていく。最初と最後ではまるで別人だ。自転車に乗りながら、ドスドス大股で歩きながら、図太く、ちゃっかり逃走していく正子の姿は、強そうに見えて実はもろい男たちと対照的に描かれている。
脇を固める俳優も実によく、特に大楠道代演じる
人生一回終わったなー感のあるホステスと、佐藤浩市演じるリストラサラリーマンがよい。こんな人に優しくされたらそりゃ、きれいになるわなー。女の強さ、したたかさをここまであからさまに描いた映画は他に考えられません。。坂本順治監督作。これは必見です。
- 2004/10/02更新
- 2004/10/02登録
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コメント (3)
2004/10/02
日尾 藤山直美さんはすごいですよねー!冒頭あたりの、美人妹との差がすごかった。
ピーナッツ すごいですね。あの巨体にちゃんちゃんこを来て、ゴム入りスカートでお煎餅をばりばり食ってる姿がすごいです。あと猫背でドスドス歩く姿とか。最期に
逃走先から大楠道代に電話するシーンの「ありがとう。さようなら」には泣かされましたねー。
日尾 本当に「ドスドス」って感じですよね。猫背で輝きの無い目をしていて、それが最後にはあんなに変わるんですから、女性ってすごいなぁ。体型とかじゃなく、オーラというか雰囲気が別人に!個人的には中村勘九郎さん演じる酔っ払いに処女を奪われるシーンが、なんだか滑稽で大好きです。
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- (フミコ)
阪本順治監督作品.劣等感、自己嫌悪に満ちた、引きこもりの女性が、妹を絞殺後の逃亡劇の中で、男にも人生にも目覚めていくヒロインを藤山直美が演じている. 日本映画の賞を総なめ...
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- (お茶)
最高おもしろい。「身体が熱い…」藤山直美さんがスキになりました。
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- 映画、言いたい放題! | Tracked: 06.5.17 9:31 am
子供の頃から、藤山直美さんが好きなのですが 面白いと聞いてビデオで鑑賞しました。 吉村正子は母親が営むクリーニング店の二階で 洋服のかけはぎの仕事をしながら家から一歩も出ない引き...
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