団地百景
「団地」という風景に強く惹かれます。昭和的な風景で、今失われつつあるからでしょうか。漂う不穏さがたまりません。退廃好きだし。そういえば、安部公房の「燃えつきた地図」は団地が舞台でしたね。
番号をふられたコンクリートの、のっぺりした建物。同じような部屋がいくつもあって、そこにはちょっとづつ違う人たちが暮らしている…。たまに、日が暮れて乗ったバスや電車から、寒色暖色入り交じるその明かりをぼんやり眺めると、ああ、ここには自分の知らない人や生活、人生が並んでいるんだなあと思うと、すごく妙な違和感を覚えるというか、何だか遠い気持ちになります。あと、カーテンを閉めていない部屋の窓から、通り過ぎる瞬間に中を覗いてしまったときの奇妙な感覚…独特です。基本的には、周囲と調和しない、あの「ヌオ~」っとした建物自体の違和感と存在感だとは思うのですが。
以前、ある知り合いの女の子が「つい最近まで、団地という風景をきれいだと思うことは、例えば海を見て皆がきれいだと言うように、一般的な感覚だと思っていた」と発言したことがあったんですが、団地という風景をきれいだと思う人って実は少なくないんじゃないか、なんて。こんなサイトもあることだし。似たような例としてダム好きのダム好きによるダム好きのためのサイト「ダムサイト」というものもあります。その存在自体の良し悪しは別にして、人が建造した「巨大で周囲(自然)とまったく調和しないもの」にはある種の強烈な魅力があるなあ、と思うわけです。ピラミッドとかもその類いだろうし。…男根崇拝の一種なんですかねえ?(笑)
- 2004/10/18更新
- 2004/10/18登録
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2004/10/18
紙飛行機 童夢、読んでないんですよねー。だからこんなのん気なこと言ってられるのかも(笑)
vlayusuke 団地に住んでます。もともと郊外住宅地を転々としてきた身なので違和感は感じないですが、自室から向かいの棟なんかを眺めていると、(それぞれの住戸の生活を含めて)まるで規則的なモザイクだよな、と感じることがありますね。
2007/11/11
comm つながりありがとうございます。
はじめましてhirocommです。
団地百景のなかのひばりが丘団地じっくり見させていただきました。懐かしかったです。子供のころ木々の間を走り回った事を思い出しました。団地全体が街になっていて、歩道もしっかり整備されていて、緑のおばさんがいて、たまに針金細工のゴム鉄砲やポン菓子を売るおじさんがいたり、それをまた、例の緑のおばさんが寄り道はダメだよって注意したりと。。。小学校の時はひばりが丘団地に御世話になりました。(^^)
2007/11/17
紙飛行機 実際に住んでらしたんですねー。なんというか、団地未経験者としてはあの独特な排他的ムードに引きつけられます。どこか異国を歩くような。
2007/11/18
comm 紙飛行機さん、私はひばりが丘団地のすぐそばに住んでいました。学区が同じなので、ひばりが丘団地在住の友達もたくさんいましたし、ひばりが丘団地を横切って学校に通っていました。遊具が充実していたので、ひばりが丘団地内で遊んでいました。住まないまでもひばりが丘団地と一緒に暮らしていたと言っても良いかと思っています。そういえばひばりが丘団地の近くの栗畑なんかもうないだろうなぁ。あと、すぐ横には西武バスの車庫もあったけどもうないだろうなぁ。。。いずれにせよ、 団地百景の中のひばりが丘団地はもう懐かしすぎです。KWで紹介していただきありがとうございます。
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