ナツメソウセキ
夏目漱石
明治時代の作家なのに今でも読まれ続けているのは読みやすい文章だけが理由ではない。作品内容に時代を超えるものがあるからだ。真面目に生きようとして苦しむ登場人物に自分を重ねて読む人は多いと思う。
漱石は個人主義について深く考え抜いた人物でもある。その意味でも今の時代に読み継がれるべき作家だと言える。
「我輩は猫である」には彼の世界観がよく表れている。共感できる部分が多くて面白い。「夢十夜」は不気味な夢を羅列した異色作。何ともいえない不安感がいい。
- 2004/11/07登録
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