シモーヌ
映画「ガタカ」の監督をしたアンドリュー・ニコルの監督作品。今回も彼は美術に徹底的にこだわっている。映像がとても美しい。クラシックな要素を取り入れたハイセンスの作品である。DVDでの鑑賞をお勧め。
最高の理想のCG女優「シモーヌ」を演じる実際の女優は、大量の候補者の中からオーディションで選ばれた。監督のアンドリュー・ニコルはシモーヌ役のレイチェル・ロバーツと結婚している。監督の理想の女だったのだろう。
「SIMONE」(シモーヌ)は映画のタイトルで「S1M0NE」と表示される。CG女優シモーヌが1と0の数字の組み合わせでできているということから由来している。前作「ガタカ」(GATTACA)が遺伝子を構成する4種類の塩基であるGATCに由来しているのと共通している。
科学と芸術の融合。観念(1,0といった論理記号)と現実(女優)の融合といったテーマに僕はとても心ひかれた。映画「マトリックス」とも共通するところがある。科学と芸術の融合をテーマにしながらそこに人間模様をしっかり描くというところに僕はとても共感している。
余談だが、ホテルから出て自動車に乗るシーンでシモーヌの身代わりとして登場する女優が僕の好きな美しい顔だった。彼女は映画「ガタカ」で主人公の母親役を演じたジェイン・ブルックの若い頃によく似ていると思う。
(ストーリー)
オスカーにノミネートされたこともある映画監督ヴィクター・タランスキー(アルパチーノ)はこのところ不調で、契約していた女優にも愛想をつかされている。近頃の映画界では出演する俳優ばかりが注目されて、監督がどんなにいい仕事をしても、成果はすべて俳優のものになってしまう。増長して監督に無理な要求をつきつける俳優たちを見ている中でヴィクターはいきどおりを覚える。しかしヴィクターの仕事に深い共感を抱いていたというややあやしげなコンピュータの研究者ハンクがヴィクターに「Simulation One」というコンピュータソフトを残してこの世を去った。「Simulation One」は、コンピュータグラフィックスで現実の俳優と全く区別のできないほど精巧なCG俳優を作り出すソフトであった。ヴィクターはそのソフトで理想のCG女優を作り出し、「Simulation One」をもじって「Simone」(シモーヌ)という名前をそのCG女優に与える。シモーヌ(レイチェル・ロバーツ)はあっというまに映画界の人気者となった。シモーヌがコンピュータグラフィックスで作られた実在しない女優だと思う者は誰一人いなかった。
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SIMONE
- (沙羅)
何だか近未来でありえるかもと思わず唸ってしまった映画です☆ 過去に2度もオスカーにノミネートされた監督ヴィクター・タランスキー(アル・パチーノ)は、その栄光は見る影もなく落ちぶれてしまって...
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- (加来)
映像がとてもオシャレ。そして音楽も一流。ぜひともDVDでご覧になることをお勧めします。音楽はマイケル・ナイマンが担当している。アンドリュー・ニコル監督。 未来を描くにあ...





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