ルネッサンス ジェネレーション
RENAISSANCE GENERATION
[2011年11月3日、15年目にて終了しました。いえ、最後の最後にお聞きしたお話から言うならば、この実験的なひとつのアートプロジェクトは、15年をもって「完了」ということでしょう。本当に貴重な体験でした。ありがとうございます]*本が出版される予定だそうです。また追記します。
アーティストのタナカノリユキ氏とカリフォルニア工科大学教授の下條信輔氏が監修する、アートとサイエンスによるショウイング・プロジェクト。
[ルネッサンス ジェネレーション]の全体テーマは〈未来身体〉。近年の人間身体の変容には驚くべきものがあります。一方、人間社会の変容にもまた目を瞠らされます。そして身体と社会は、互いに影響しあいつつ新たな現象を生みだし、それぞれが新たなフェイズへと変容を遂げています。私たちが見つめるのはそんなめまぐるしい現代の半歩先、すなわち〈未来身体〉なのです。(RENAISSANCE GENERATION HPより抜粋)
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上記にあるように、ルネッサンス ジェネレーションの全体テーマである「未来身体」の観点から、科学で研究されている「脳」や「心」の働きなどの最新情報を紹介しつつ、ただそれらを紹介するだけではなくそこから「科学は今、何を解明できているのか。また、どの面が研究不足なのか。そして、どうしても科学で解明できないことがあるとすればそれは何なのか?」を問うていく。
タナカノリユキ氏と下條信輔氏が協力しつつテーマを決め、人選・構成&進行させていく。科学的な側面は当然ながら下條さんが中心になりますが、タナカ氏も総合ディレクション、アートディレクションの立場から内容・討論にガシガシ切り込んでいらっしゃいます。もちろんアート面も秀逸。
私は学問的なことは分からないしその面を本や雑誌で熱心に読むこともなく、ただ聞きかじったりTV番組で特集されていると興味津々になって見るくらい。そんな「好きだけれども勉強するには至らない」私のような人間にも分かるように、興味がさらに持てるように説明してくださいます。だからちょっと話が専門的になってくると、知らない人にも理解できる方向に導くよう常に心を砕いてくださる。それは、進行役の下條信輔さんの優しさ、懐の深さでしょうか。専門家ではない者の視点に立ち配慮できるところに、実際に語られる情報以上に本当の知性を感じたりもします。もちろん語られることもとても面白くて、この方は学ぶこと・知ることが本当に楽しくて仕方がないように見えます。ゲストで来られる方々もその影響なのか元々そういう方々なのか、ただレクチャーをこなすだけじゃなく自分なりに積極的に語ってくださるので、結構長い時間なのに中だるみもせず、ずぅ~っとワクワクドキドキと聞いていられます。
で、これだけ充実してて無料なんです、太っ腹。凝ったパンフレットも配布されるし(年々予算削減されてるみたいだけど)、パフォーマンスもあったり。来られる方々も毎年ある程度決まって来てらっしゃるみたいで、なんだか会場全体がほんわかムードです。帰り道では聞いた話を懸命に説明や討論している人もたくさんいて、知的好奇心いっぱいでキラキラした子供みたいですよ。
<過去プログラム>
1997 第1回「精神の遊戯場」
1998 第2回「周波数:表現、メディア、身体との関係性」
1999 第3回「心の理論」
2000 第4回「ADDICTION=ハマるメカニズム?」
2001 第5回「未来身体/変身願望」
2002 第6回「メモリ・イン・モーション 未来記憶」
2003 第7回「リアリティ・ザッピング: 同時多発TV」
2004 第8回「前頭葉:決断の一瞬」
2005 第9回「カタストロフィ:破断点」
2006 第10回「悪 / 善:人はなぜ人を殺すのか」
2007 第11回「情動 —欲望・操作・自由—」
2008 第12回「決断なき自由 —情動の現代—」
2009 第13回「パラレルワールド! —明日見る夢を、あなたは憶えていますか?—」
2010 第14回「 ヒトはXXに還元できる、か 」
2011 第15回「見失われた未来のために」
↓ こちらはどうでもいい私の単なる感想日記
第9回「カタストロフィ:破断点」
http://www.kanshin.com/diary/848271
第10回「悪 / 善:人はなぜ人を殺すのか」
http://www.kanshin.com/diary/1048461
第11回「情動:欲望・操作・自由」
http://www.kanshin.com/diary/1285571
第12回「決断なき自由 —情動の現代—」
http://www.kanshin.com/diary/1611236
■ 金沢工業大学主催
ありがとうございました。
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- 2011/11/06更新
- 2004/11/20登録
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コメント (8)
最新コメント5件
2007/10/15
祥 お、行かれますか。長時間なので休憩時に軽く食べられるものを持っていくと良いですよ。こっそりとしか食べられないのでほんとにつまめる程度のものを。それと、ちょっと早めに着かないとすぐに満席になりますので遅刻は要注意です。
2007/10/23
チィプリ ありがとうございます!無事、申し込みが終わりました~!今から楽しみです。早めに行くぞー。
祥 私も申し込みました。会場でお会い出来るかも知れませんね。
2011/11/07
チィプリ 15年をもって「完了」、そういう解釈ステキ。。なんと心軽やかになれることでしょう。田中宇さんが来られたんですね、それだけでも惜しい気がしてます…っ ほかにどんな講師の方が来られたのかなー。年末の朝日ニュースレター今年は放映されるのかなー。何か言ってました?当日気分が重く参加しなかった自分のアホンダラ!
2011/11/08
祥 下條さんが「これは科学からのアプローチというより、ひとつのARTなんじゃないかと思うようになった」というようなことをおっしゃったら、タナカさんが「えっ。今頃、気付いたの?」ってw そもそもタナカさん経由だったらしく、そうか、これは「アートとサイエンスによるショウイング・プロジェクト」の言葉通り、15年経てようやく完結したのだとw 1〜2回抜けたけど1回目から参加していて、最後に下條さんが「15年間、最後まで帰らないでいてくださってありがとう」の言葉に胸も目頭も熱くなりました。。今回のゲストトークは少しだけでずっとおふたりで過去を振り返りつつ今と未来を考えつつ、でした。簡単に日記をまとめようとしているのですが、なかなか…; ルネッサンスジェネレーションの本が出るそうなので楽しみです。
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