ウチダヒャッケン
内田百閒
小説家、随筆家。夏目漱石の門下で、「夢十夜」の幻想的雰囲気を受け継いだ文学作品と、とぼけた感じの随筆や旅行記で知られる。頑固で偏屈、借金まみれの生活をしながらも、ユーモアに溢れ、猫をかわいがっていた。愛すべき人柄は「ノラや」、「大貧帳」、「間抜けの実在に関する文献」などからうかがえる。また、彼の”鉄道マニア”とも言える側面が表れた「阿房列車」シリーズも人気がある。
幻想的作品としては「冥途」、「旅順入城式」、「サラサーテの盤」が有名。映画「ツィゴイネルワイゼン」は「サラサーテの盤」などを元にしたもの。個人的には「件(くだん)」という話が気に入っている。「顔は人で体は牛の化物」に変身してしまった男が、三日以内に未来を予言しなくてはならないのに何も思い付かず、見物人の群集を前にして困り果てる話だ。
- 2004/12/11更新
- 2004/12/11登録
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