ファルージャ 2004年4月
イラクのファルージャで米軍によって何が行われているかというのはほとんど報道されていない。「武装組織を掃討した」?町中を包囲して、銃撃して?他の人たちはどこにいったの?
実際に2004年4月に殺された人は子どもやお年寄りを含めた市民がほとんどだった。サッカースタジアムに埋葬しないとならなかったほどの数の人々が。
マスメディアでは報道されなくても、じつは行われていることをわかる手段はある。
この本では4月の攻撃のさなかに人道支援のためにファルージャへ入っていた人々が見聞きしたことがまとめられている。
「一目で外国人とわかる私は、私の姿とパスポートが外から見えるよう、窓側に座った。私の手のところで何かが飛び散った。救急車に銃弾が当たったと同時だった。プラスチックの部品が剥がれ、窓から飛びこんできた。
車を止め、サイレンを止めた。(中略)何発かが発砲された。私たちは、できるだけ低く身を伏せた。小さな赤い光が窓を通り、私の頭の上を通り過ぎるが見える。(略)私は歌い出した。誰かが自分に向かって発砲しているとき、他に何ができるだろう? 大きな音を立ててタイヤが破裂して、車がガクンと揺れた。」
これは英国人のジョー・ワイルディングさんの体験だ。救急車でけが人を運ぶことも容赦されない(人道法に反するのに!)。
解説や資料などとともに、どうしてこのような事態にいたったのかがわかる、コンパクトながら充実した内容の一冊。(それにしても、ひどいことが多すぎる)。
*ウェブサイトはこの本の編訳者のお二人が、その後の状況を刻々と翻訳して伝えてくれているところ。
- 発売元: 現代企画室
- 人名: ラフール・マハジャン他 著
- 益岡賢+いけだよしこ 編訳
-
ISBN:
4773804041

商品を見る - 価格: 1500円
- 年(代): 2004年
- 2004/12/21登録
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