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キョウト イシスノサラサ

[京都]isisの更紗

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世界でも指折りのジャワ更紗──ものすごく手が込んでいて、芸術作品と言ってもいい──そんな布に会えるのが京都のisis(イシス)。

インドネシアのおみやげ物としてのジャワ更紗(バティック)を知っている人には、まったく別物の更紗の世界がこの店にある。

少女の頃からジャワ更紗が好きだったオーナーの石田加奈さんは、ひょんなきっかけでバリに「家族」同然の一家を得て、そこでインドネシア語やバリ語を聞き覚える。言葉を自在に操れるようになった石田さんは、ほとんど作られなくなっていた昔の素敵なジャワ更紗を求めて、あちこちを旅した。

そして、ジャワ島のチレボンの工房に、昔からの技術を保っているところがあるのを見つける。そこから石田さんとこの工房との二人三脚が始まった。

もう作られなくなった文様を再現するところから始まって、そこに新しいアイディアを取り入れたり、日本の感覚の文様を作ってみたり、遊びも入れながら、伝統の技術を今に活かす仕事を続けている。

1枚の布は半年~1年もかかって職人さんによって作り出されるもの。だから、日本の友禅のような感覚で捉えたほうがいいかもしれない。技術がある職人さんを絶やさないために、きちんとした代価を払うという姿勢でやっているisisの布はけっして安価ではない。(高いものは10万とか)

職人さんたちは(たとえ兄弟でも)制作中の更紗を他の職人さんたちに見せたがらないという話だ。そして、石田さんに「○○はどんなんを今、作っているのか」と訊いてくるのだという。これは石田さんから聞いた面白い話。

ジャワ更紗(バティック)は、「ろうけつ染め」とも言い、色を置かないところをロウで塗り固める。だから、白地に細い線が綺麗に出ているものほど技術と時間が要る。最近流行のシルクのものはじつは綿より簡単でロウを片面だけにおけばいいのだが、綿の布はロウを同じように両面に置かないとならなくて、すごく手がかかるというのも教えてもらった。

チレボンの工房で作られるisisの更紗には、本当に繊細で細かい仕事が詰まっている。ブーケ(花柄)などは見ているだけでうっとりする。ジャワにもisisのブーケ更紗のコレクターがいるというのには頷ける。他にもジャワ更紗は面白い文様の宝庫で、真っ赤な地に中国人柄(そういう文様があるのです)などはかわいくて超popだったりする。

私自身は「へんな生き物」柄を愛でている。伝統のなかで受け継がれ、そして職人さんたちのオリジナルも加味された「ワケの分からないイキモノ」がうようよしているもの。まるでヒロエニムス・ボッシュの世界。

(すぐ下のサイトでボッシュの絵が見られる)
http://www.ne.jp/asahi/art/dorian/B/...

というわけで、写真は私の更紗スカートの一部。顔が花になったような動物がいたりする。(このファスナースカートもオリジナル。簡単な構造で、いくつかの着方ができる。面白い表情がでるもの)

お店でリクエストすれば、いろいろな布を見せてもらえると思う。



御所からほど近いイシスの店自体も、町屋を改装した和とモダーンとバリが溶けあっている素敵な空間だ。まさに眼福。

☆isisの雑貨については、私のこちらの関心空間に。
http://www.kanshin.com/?...

*isisのサイトはまだないので、もう少し更紗が見られるように以下のサイトを[Maki Textile Studioさんのサイト]。

[京都]isisの更紗

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Bii
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  • 2005/01/11更新
  • 2004/12/25登録
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