約三十の嘘
豪華寝台特急トワイライト・エクスプレスに乗り込んだ6人の詐欺師たちが繰り広げる人間ドラマ。土田英生率いる京都の劇団MONOの舞台を映画化。
3年前の事件をひきずってギクシャクする人間関係。何もわからず引っかき回す新参者。なんとか仕事を成功させるものの、7000万円の入ったトランクが忽然と消えてしまう。果たして、裏切り者は誰なのか?
もともと舞台だった作品なだけに、登場人物も場面展開もごくごく限られている。土田作品の特徴は、おおげさすぎないけれど、あぁこういう人いる!と思わせる人物設定と、会話の妙。この映画で私が一番注目したのはやっぱり伴杏里が演じた今井かな。こういう女、いるいる! 田辺誠一も、『ハッシュ!』のときも思ったけど、イイ男演じるよりああいう役を演じる方がずっといい。年下の男の子的な役回りとしてぶっきーは最適だし、八嶋さんはムードメーカー役をきっちり演じてた。椎名&中谷もいい感じ。
このキャストを共演させられるのは映画だからこそ、というところだけれど、でも正直言うと、やっぱりこれは舞台向きな気がします。舞台と映画では、ライブと録画ということで、距離感が大きく違うわけで。舞台ならきっとクスクス…と笑いが起きるはずの台詞が、映画で観るとイマイチ笑いにつながらなかったりするのが残念。土田作品は舞台で観るのが一番かな。
地味になりがちな展開をクレイジーケンバンドの音楽が盛り上げてました。ゴンゾウもかわいかった。
- 人名: [監督]大谷健太郎[原作・脚本]土田英生[出演]椎名桔平、中谷美紀、妻夫木聡ほか[音楽]クレイジーケンバンド
- 地域: 2004年、日本
- 2005/01/07更新
- 2005/01/07登録
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