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ゆうなぎのまち さくらのくに

夕凪の街 桜の国

  • 夕凪の街 桜の国の画像

もう関心空間でも多くKWがたってますがとても素敵なマンガなので。
同時にこのマンガは、まずより多くの方に知られて、より多くの目に触れることに意味があると考えて微力ながらのお手伝い意識もあり…。

原爆によって大きく人生を動かされた人達の暮らしを優しい筆致で描いています。
投下の10年後に始り、2004年まで、3つのエピソードで物語は続きます。

つまり、あなたや、わたしと地続きの物語です。

あなたが、わたしが、たまたま1945年の広島に生きて、生活していたなら、登場人物達と同じように、突然に理不尽に意味も分からず、人生を変えられた、ということです。
自己実現も、自分探しもくそもないですよ?

声高に叫ぶのでもなく、淡々と、優しく、そういうことを思わせてくれます。

そして世界では今も同じような殺戮がおきているわけですよね。
誰にでも、自分のこととして想像することだけは、今すぐにできます。
そういう優しさと厳しさを持ったマンガです。


マンガとして非常に丁寧でうまいことが、説得力を生んでいることは間違いありません。
ほっくりとした感触で、ギャグもうまいと思います。
優しい気持ちで読める良作です。


蛇足ですが、ここ最近の双葉社は面白いと思います。
アクションの廃刊・復刊を経て、大きく社会派路線にシフトをしているようですが、そうした時忘れられがちなエンタテインメント性をきちんと意識している印象です。
郷田マモラの『モリのアサガオ』もニジ的にはとても注目していて、目が離せません。(1巻が出てますが、まだ本筋にも入っていない段階なのでKWは立てられないですけど。)
ちょっと双葉社はチェックです。

夕凪の街 桜の国

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投稿者:
ニジ
詳細情報
  • 人名: こうの史代
  • 発売元: 双葉社
  • 年(代): 2004年
  • 価格: 840円
  • 2005/01/16登録
  • 5090クリック

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コメント (2)

2005/01/16

紙飛行機 「爆弾を落とされる」ということは「誰かに死ねばいいと思われた」ということだと書かれていたのが衝撃でした。あまりにダイレクトで的を射た表現で。

ニジ きっと落とした側で、「死ねばいい」と“自分の気持ち”で殺意を持った人間は数少ないはずです。そこが恐ろしいのですよね。。。“十年経ったけど原爆を落とした人はわたしを見て「やった!またひとり殺せた」とちゃんと思うてくれとる?”刺さりました。

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