FIAT Tipo 1.6 DGT
90年代のフィアットグループを支えた歴史的名車かな?
というのもフィアット・ティーポ、その後にフィアットでは、テンプラ、クーペフィアットに、アルファロメオでは、145、146、155、GTV、スパイダーに、ランチアでは、デルタ、デドラになりすました変装名人なのです。
この変装、初期のもの例えばアルファ155などはよく見ると外装に共通部品があって見破れます。
始まりは、フィアットVSSというプロジェクト。
これは、車の作り方をもっと効率よく出来ないかという研究プロジェクトで、建築家のレンゾ・ピアノをはじめ自動車関係以外のスペシャリストも数多く参加したそうです。
その結果生まれたのが、着せ替え人形みたいに外板を着せ替えるだけで全然違う車に変身させるというもの。
このフィアットVSSを本格的に取り入れ開発されたのが、フィアット・ティーポ。
エクステリア(外装)デザインは、フィアットVSSの開発にもかかわったI.DE.A。
デビュー当時は、極端に短いリヤオーバーハングやユニークなグラフィックのテールランプが衝撃的でした。
インテリア(内装)デザインは、フィアット・チェントロ・スティーレ。スリット状のメータークラスターの中にデジタルメーターという伝説化した独特のインパネ、直線的な造形と巧みなパッケージングで広々感をうまく演出。
ティーポのデザインは、無印良品みたいな無個性な良質がもてはやされた80年代デザインと個性の重要さを再認識した90年代デザインをうまくバランスさせた形になっていると思います。
エンジンは、1.6リッターDOHCの90馬力。数値だけ見るとおそ~い車みたいですがスピードは速いです。
発進加速がトラックより鈍いだけで高速巡航は得意かな。
このエンジン、イタリア本国のティーポには設定が無くドイツや日本向けの輸出仕様だったそうです。しかもDOHCとカッコよく言ってますがバルブ数はOHCと変わらず8バルブです。
内外装ともにシンプルながら適度に個性的、室内は想像以上に広く本当に5ナンバーなの?と疑うほど。
荷物も結構積めるし運転も楽しく良く出来た車だと思うんですが、日本での販売は大失敗!
最大の原因は、オートマ車しか売れない日本でマニュアルミッションの車を売ろうとしたことかな。
しかし、1989年のヨーロッパカーオブザイヤーにも輝いたティーポ。イタリアでは普通の大衆車として売れタクシーやパトカーにもなったみたいです。
今では世界中の自動車会社がティーポシリーズの打ち出したブランド差別化をあたりまえのようにやっています。
私的記録
■私がボロボロのティーポを手に入れたのが1998年、徐々に手を加えながら乗ってきましたがとうとう走行距離16万キロを超えようとしています。ある意味エコロジーですね。
■このティーポ、7年間で3回も当てられました。もちろん車にですけど、おかげでボロボロだった塗装がピカピカに。強力な磁力でもあるのか?
■この年代のヨーロッパ車はある意味ハイブリッドカーです。もちろん電動と手動のです・・・
例えば、フロントウインドーは電動なんですがリヤウインドーは手動、右側のドアミラーは電動リモコンなのに左側は手動リモコン(左ハンドルなので手が届く) 省エネのためにアクセルを踏みすぎるとメーター横のインジケーターが緑色からオレンジ色に変わりますがアクセルをゆるめるのは私といった感じです。ハイブリッドカーはいつの時代も魅力的です。
■上にも書いたように運転席側のミラーは手動で、ドアの内装側にジョイスティックのような物が生えています。わざわざ電動にしなくても手が届くのでホントはコレで十分なんです。
しかし、このジョイスティックのような手動リモコン、3本のワイヤーを引っ張り合うことで上下左右に動く仕組みなんですが、肝心のワイヤーが年と共にのびてしまいテンションがかからず、こちらの思いをミラーに伝えてくれなないという欠点をもっています。
例にもれず私のTipoもこの状態になっていたので、電動化を決行。
手間はかかりましたが助手席側のミラーを動かすリモコンスイッチで運転席側も動かせるようになりました。
■私にとって一番ツライ季節が梅雨です。
なにを隠そう私のTipoはエアコンが全く利きません。(単純に壊れてるんですが古い大衆車に今さら数十万円ものお金をかける勇気が無いだけ)
エアコンなんて無ければ無いで何とかなるもんです。(苦笑い)
暑い時は窓全開でうちわ! 走行中はうちわ無しでOK!!
しかし、雨が降るとそうも言ってられません。
仕方なく窓を閉めるともう蒸し風呂です。
おまけにガラスがどんどん曇って視界をさえぎります。曇りを少しでも取るためにエアコンを送風にすると容赦のない熱風が・・・ (心の汗)
と言いながら、3度目の車検も済ませてしまいました。
意地になってるわけではないのですが乗り換える理由が無いのでつい。
■年に2回ほどしかワックスがけしないのが原因でしょうか?
クリアー塗装が茶色く焼けたように変色してきました。
しかし5年も持たないとは・・・
■ブレーキ交換しました。つじつまが合わないですが交換は、パッドが3.5万キロペースでローターは8万キロペースということになります。(ローターは長く使い過ぎかな。あったはずのスリットが無くなっていました)
ご苦労様でした。
FIAT Tipo 1.6 DGTの事をもっと詳しく知りたい人はココ
コメント (7)
最新コメント5件
2005/01/26
由比 ああ、ハヤトチリしてしまいまいたスミマセン。道理で文体が違うな~と思いました(笑。
2005/10/23
EDKIM Pandaを手に入れる前、よく各地のディーラーや中古車屋をのぞいていました。ある日埼玉のFiatディーラーで売れ残りのオレンジ色のTipoをみかけ非常に魅了されたのを思い出します。Coupe、145、146、155、Spiderなどみんな好きな車ばかりです。しかしとても残念なことにこれらの車たちはゴミ同然にスクラップにされていっています。無念...
2005/10/24
teccirio Tipoに乗る人もどんどん少なくなって寂しいです。私はまだまだ乗り続けますがね。 それにしてもオレンジ色のTipoとは、また珍しいですね。純製色には無かったと思います。
EDKIM オレンジ色は私の勘違いだったかもしれません。ひょっとしたらFiat車によくある赤が色あせたようないろだったのかも...
2005/10/25
teccirio ガハハ。ほんとFIAT車って塗装弱いですもんね。私のTipo、ボンネットなんか2度目の塗装を考えてます。
- すべてのコメント »
つながりキーワード (14)
フィアット500
- (olmy)
小さくても上質。かわいいけど綺麗。 名車FIAT 500(チンクチェント)の名を冠しデザインを受け継ぎながら、全く新しいクルマとして新フィアット500が登場。 ようやく...
Grande Punto
- (Poughkeepsie)
プントの兄貴分。 欧州では、昨秋から発売になってるのだそうだ。 顔つき、とくにラジエター・グリルが、何かに似ていて気になります。 実物をみてみないと、二次元情報だけで...
Peugeot 306 style
- (しんいち)
07/2/17 短いおつきあいだったが、手放すことになった。 嫁さんは「プジョー君」といって気に入っていたし、私も手頃なサイズとほどよい柔らかさの乗り味を気に入っていた。...
Fiat Panda 4x4
- (EDKIM)
'98 Fiat Panda 4x4に乗ってます。発売当初(80年代初頭)からずっと好きでした。正規輸入中止になるときいてふらっと入ったディーラーで即購入してしまいました...
VW TYPE3 Notchback
- (rhodia)
ある夏の日。近所の中古クルマ屋さんに停めてあったこの車。一目で強く惹かれた。紆余曲折の末、二ヶ月後に手に入れることに。 VW TYPE1ビートルの後継車種ながら、さほど...
Coupe Fiat
- (由比)
ピニンファリーナ・デザインの流麗なクーペです。そのスタイリングの美しさに殆ど一目惚れしました。彫刻刀でザックリ削ったようなサイドのラインがまた、良いです。インテリアもボデ...
伊 FIAT 社の小型車 Punto。HGT Abarth は 2001~2003 にかけて販売された二代目 Punto の初期型モデルで、日本に正規輸入された3モデルの...
FIAT Panda
- (kanoz)
社会人になって初めて買った車。 5年間乗ったが、子供が生まれたため、泣く泣く買い替えた。 チャイルドシートがいらなくなったら、また、買いたいな。
FIAT Panda
- (0520アソ)
初めて買った車でした。3年落ちの中古車でしたけど、外観の程度は良くてピカピカでした。 93年くらい(?)にマイナーチェンジして、内装が樹脂っぽい雰囲気満載になってしまい、...
フィアットパンダ
- (かおるーん)
イタ車と聞くと「壊れやすい」というイメージがあるようですが、壊れる前に部品をこまめにとりかえて、メンテしてやれば、大丈夫です。私のパンダくんも、そうやって15000キロノ...
barchetta
- (Kagi)
FIAT barchettaです。 見た目はカワイくて女の子ウケは良さそうですが実際に乗せてみるとそうでもありません。 オープンカーなので当然なのですが暑い、寒い、日焼け...
フィアット プント ELX
- (風街1970)
もうすぐ車検だ。今まで全くトラブルがなかったことに、驚きを禁じえない。
FIAT CDケース
- (teccirio)
フィアットの純正CDケースの紹介です。 ケース中央のエンブレムとお手頃な値段が、FIAT車オーナーのこころをくすぐります。 サイドのファスナーをぐるっと開けるとペラペラと...
Renault 5 TS
- (teccirio)
シュペールサンクのスポーツモデル?、いい車でした。 最高の乗り心地、運転の楽しさ、スタイリングのすばらしさ、ナットクの燃費、各部門総なめ! ワタクシ自動車ランキング総合ト...






VW TYPE3 Notchb...
FIAT Panda
フィアットパンダ
フィアット500

