ねじまき鳥クロニクル
■ 河合隼雄さんが文化庁長官になられたニュースに接して、たまたま、眼に止まった新潮文庫「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」を購読した。 <<「物語」で人間はなにを癒すのか >>に惹かれたのだ
その文庫本を読んで村上春樹という作家に開眼した。
■ 左ひざの怪我で入院した折に、この作家の代表的作品であるこの長編小説3巻を読んだ。
読んだのは1月も前である。今、一番印象深く思い出す登場人物は、「笠原メイ」である。なぜだかよくわからないが、彼女から送られてくる手紙に親しみを感じていたようだ。もう一度,じっくり再読したい小説である。
そして、気になってメモしたことばが、ひとつある。
■ 心にかかることば
人生という行為の中に光が射し込んでくるのは、限られたほんの短い期間のことなのです。あるいはそれは十数秒のことかもしれません。
それが過ぎ去ってしまえば、そしてもしそこに示された啓示を掴み取ることに失敗してしまったら、そこには二度目の機会というのは存在しないのです。
そして人はその後の人生を救いのない深い孤独と悔悟の中で過さなくてはならないかもしれません。そのような黄昏の世界の中にあって、人はもう何ものをも待ち受けることはできません。・・・・
「ねじまき鳥クロニクル」第二部 p68 間宮中尉の手紙から抜粋
- 2002/03/17更新
- 2002/03/16登録
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コメント (2)
2002/03/16
Otter 河合隼雄さん、文化庁長官になられたのですか…
臨床のほうはどうなっておられるのだろうと、少し気になります。
footloose_fooh 気遣っていただきありがとうございます。全快しました。河合隼雄さんの本にはいつも惹かれます。
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