対戦車Vespa
対戦車無反動砲を搭載したヴェスパ。砲は結構大きなもので、フロントカウルの穴に砲身を通し、座席下を通過して後部に噴射口が突き出ている。
第二次大戦でドイツによる占領後に米軍から砲の供与を受けゲリラ戦用に製造されたもの……かと思いきや1959年頃の代物らしい。空挺部隊用の簡易対戦車車両だそうだ。
常識的に考えれば重く嵩張る対戦車砲の運搬用自走車としてスクーターを流用したように思えるが、実のところ砲は本体にがっちり固定されているようで、つまりこのまま発射するということだろう。無反動だから地面に固定せずとも問題はないが、乱暴な話である。
トリガーさえあれば走行しながらの発射すら不可能ではあるまい。
肩に担ぐバズーカと違って照準が面倒なのではないかという気もするが、つまりは目標に向かって真っ直ぐ突っ込みつつ発射すれば多分当たるだろうと、そういうアバウトな兵器なのではないかと判断できる。
正気を疑うような代物ではあるが、実際にどの程度実用になったのか、気になるところだ。
- 2005/02/24登録
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