哀しくも美しい音楽
小学校での5年ちょっと、ピアノを習っていたのですが、音楽という芸術の楽しみ方は、その頃はまだ分かっていなかっただろうと思います。その頃の自分に「好きな曲は?」と問い尋ねたら、きっと「明るくて前向きな調子の曲」って答えが返ってくるはずです。
でもそれから今に至るまで、明るい曲ももちろん好きなんだけど、視野が広がり、ちょっと路線変更したような時期がありました。ちょうど、わさびや松茸の味わい方を知るのと同じ感覚で。
それは多分、このテレビCMと曲に出会ってから。
私が高校生のときに「ファッション通信」という、テレビ東京系列の番組があって(現在はデジタル放送)、その合い間の宣伝に、セレクトショップであるユナイテッドアローズのテレビCMが流れていました。おどろおどろしいアニメーションと、哀しげなピアノ音楽が15秒、画面に映し出されて、最初に観たときはなんともいえない脱力感に包まれました、というか落ち込んだときのような気分でした。(当時、ユナイテッドアローズについて何も知らなかったので、より一層「?」でした)
2人のサラリーマンの身に着けていたネクタイがプロペラになり飛んでいく2人・・・。ワンピースを着た女性が足踏みしてだんだん孔雀に変身する・・・。映像のインパクト、全体の暗さ・シュールな感じ、漂う哀愁感。でも2回目から、なぜかそのCMが気になって仕方がないのです。「哀しい」のですが、きれいな旋律で、聴き入ってしまうのです。
(そのCMを言葉で表すには私のボキャブラリーでは足りません・・・もどかしい・・・)
そういった、大したこともない?出来事が、後の私の感性を変化させるきっかけとなりました。同じように、それまで悲観的な曲として聴いていたものに、美しさを見出すようになりました。悲しみに暮れ、それでも前に進もうとする、人間としての美しさ、人間らしさなのでしょうか。
他にも
*ロシアのパペットアニメ「チェブラーシカ」での楽曲
*ロシア民謡「1週間」「トロイカ」
*「ドナ・ドナ」 etc
ロシアのものが特に、なので時代背景を考えさせられます。
前振りが長くなってしまいましたが。
CMの最後に締めくくる「cocoloni utao!」(心に歌を)の一言。同タイトルのCDが3月9日、発売されました。そのCM曲の作曲家は中川俊郎さん。CDには中川さんの、各方面でタイアップされた曲が詰まっています。なので他にも聞き覚えのある曲も入っているのでは。
↓のURLで中川さんのCDが試聴できます。「cocoloni utao」のコーラスバージョンもありますが、やっぱりピアノのほうが好きです。いろんなアレンジで聴いてみたい。ジャズっぽくとか。
- 2005/04/11登録
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コメント (4)
2005/04/11
みつばち ありがとうございます! 曲は途中で少し調子が変わるんですけど、そこがまた、「ただの暗い曲」にさせないポイントなのですね。
椿子 わー試聴しました。凄く良いですね。私こういったの大好きです。初めて知りました。有難うございます。
みつばち ピアノバージョンのほうが断然オススメなんですが、「uta」バージョンの歌詞が気になります。(試聴からすると)文法がひっくりかえったような感じ(倒置法?)。それもまた曲の雰囲気にマッチしてますね。
2005/04/14
みつばち わー、部屋で流したらきっと落ち着くでしょうね。爆弾☆小僧さんが「関心空間ユーザーに25の質問」をキーワード登録するときは、是非!!「関心空間がきっかけで購入したもの」の質問でこのCDのことを紹介してくださーいv(かなり営業トークですね・・・--;)
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