ルイ・ロデレール クリスタル
LOUIS ROEDERER CRISTAL
先日の誕生日に私が生まれた年と同じ、'75のクリスタルを飲みました。
クリスタルは、フルーツや花のような香りが鼻の奥に広がる、華やかで上品なシャンパン。
その年のワインの品質が、このシャンパンの製造に見合う年だけにしか作られない物なのです。
同じ値段のものなら、個人的にはドンペリよりクリスタルの方がいいと思います。
1876年、ロシア皇帝アレキサンドル2世から、クリスタル製のボトルに入れた皇帝専用のシャンパンを造るようにとの要請を受けて、クリスタルは造られました。
なぜクリスタルボトルになったのかというと、当時暗殺がロシア国内外で多発しており、その手段にワインの澱に見せかけた毒をワインに入れるというものがあったため、その対策として透明であるクリスタルを採用させたという説、また皇帝用の特別なシャンパンということで、他の物と区別がつきやすくするためにあえて透明なボトルにしたという説があります。
シャンパンは炭酸ガスの圧力で、ボトルの底がその圧力に耐えられるよう、普通のワインのボトルより大きく丸く窪んでいます。
しかしクリスタルのボトルには底にくぼみがありません。
これはクリスタル製という強度に優れたボトルだからこそできたことですが、そもそもは底のくぼみに爆弾など危険物を仕掛けられないようにするために、底を平らにするよう命じられたからだそうです。
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