ぺんてる プラマン海外仕様 カリグラフィ用 Arabic Pen Noon お勧め!
銀ラメのペン軸に黒字でアラビア語が書いてある海外仕様プラマン"Arabic Pen Noon"だ。アラビア語カリグラフィ用に、ペン先を薄い板のようにして、プラマンの書き味であるエッジをさらに鋭くしてある。先端を斜めに切り落としてあるので、字を書くときは通常のプラマンより斜めに傾ける。太字油性ペンのように、縦線を太く横線を細くするというレタリング風文字が、簡単かつ精密に書けて気持ちよい。
Made in Japanと記されたこの輸出用1ダース箱は、表が英語、裏がアラビア語で、アラビア書道(カリグラフィ)用だと高らかに宣言してある。「精巧な書道(equisite calligraphy)または一般用」であり、「フレキシブルなペン先は、様々な太さの線を作り出し、素晴らしい書き心地を特徴とする」そうだ。銀ラメ軸の2.0mm(JM220)とガンメタリック軸の1.0mm(JM210)がある。軸色はキラキラ光るガンメタリックの方が貫禄があるが、縦横のメリハリを作る書き味は2.0mmの方が断然面白い。
アラビア書道と言えば、西欧書道やレタリングの源流ともなったものだ。ヨーロッパでは、色インクで西洋詩を描く現代書家も登場し、中でもハッサン・マッスディ(Hassan Massoudy, 1941-)は、欧米で現代アラビア書道を代表する存在だ。第二次世界大戦中にバクダッドに生まれたイラク人だが、1969年にパリ国立美術学校に留学し、東西融合のアラビア前衛書道を築いた。母国より欧米で名声が高いが、トルコのイスタンブールの街角でも絵葉書を見かけた。日本でも、上田桑鳩(1899-1977)以来の前衛書道の系譜があるが、とくに1956年にニューヨークに渡り墨象とも言うべき新境地を切り開いた篠田桃紅(1913-)に似ている。アラビア書道の教科書には、木の板を細く平らに削ったペンが出てくるが、たしかにプラマンNoonと同じ形をしていると気づき、有頂天になった。
たったの210円でアラビア書道を体験できるとは、なんと素晴らしいことだ! もちろん、用途はアラビア語に限定する必要はなく、日本語・英語でも同じ効果がある。斜めに切り落とされたArabic Penの筆先は、太字油性ペンと形が同じなので、個人的には平らなペン先のItalic Fountainよりも、日本語が書きやすい。とくにアルファベットは、角度を固定して普通に筆記体を書くだけで、何の技術もなくとも美しいレタリング文字になってしまう。縦線と横線のコントラストが極端なので、日本語では、細かい字でのメモには向かないが、筆ペン代わりの署名や宛名、手紙メッセージには最適。
デザインA、機能B、革新性A
ハッサン・ムッサディ(前衛アラビア書家、画像とも)
http://perso.wanadoo.fr/...
アラビア書道(アラブ・イスラーム学院)
http://www.aii-t.org/j/maqha/thaqafa/...
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