Pentel, Ball Pentel B100
ボール・ペンテルB100 水性ボールペン30年 GoodDesign賞
■ボールPentelは、金属製ボールの油性ボールペンと異なり、樹脂製ボールがたわみながら、滑らかに線の太さに表情をつけてくれる。紙に抗うことがなく、カリカリという音もたたない。
■誰もが目にしてきた古典的文具だが、発売30余年後の今でもこの書き味の右に出る水性ボールペンは出ていない。一時、青色軸の金属チップも出たが、結局今も生き残っているのは、昔と変わらぬB100のみである。世界中の文具店で目にする定番だが、たった100円のローテク日本製品が、現地製品や中国製をも乗り越えて世界普及してしまったところが凄い。1974年グッドデザイン賞、1990年ロングライフデザイン賞。
■20年ほど前は、このボールPentelが普段使いのメインだった。使い切る頃になっても、尻を握って遠心力でブンブンと振ってインクを搾り出したものだ。が、やり過ぎるとペン先の横穴からインクが溢れることがあった。当時のシャツにインク染みがついていたとしたら、ペンテル製だった。
■同じぺんてる製品にはプラマンというもうひとつの定番ペンもある。ボールPentelは緑、プラマンは茶色で、頑なまでの古典的デザインへのこだわりは共通する。両者とも、樹脂製のペン先を売りとするがゆえに、書き味も似ている。が、プラマンの方がペン先に「腰」があるため、勢い良く跳ねたり払うときに、力の加減が表情に現れやすい。ごくわずかな違いだが、プラマンの方が、無造作に書くときのインクの伸びが良く、線がうまく自然に描けるような気がする。そのため現在は、一通りの油性・水性・ゲルペンの試行錯誤の末に、ぺんてる製品ではプラマンの方を愛用している。
■しかし、再び手に取って書いてみると、この水性ボールペンはやはり、いかなる新製品も適わぬほど良くできた、画期的なペンだと思う。この書き味を今更「凄い!」とは感じさせない普及度にこそ、ボールPentelが到達した「偉大なる平凡」がある。
デザインE、機能A、革新性A
ぺんてる・ボールPentel B100 105円
http://www.g-mark.org/search/Detail?...
http://www.pentel.co.jp/
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