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ユカワショボウ

湯川書房

 以前京都のアトリエに伺った時、ご主人にお話を伺ったことがある。限定本出版で素晴らしいつくりの本を出している湯川さんは生ける伝説で、本好きの間ではさまざまな噂が語り継がれている。例えば、新しい本を作る資金稼ぎのために湯川さんは警備員のバイトをしている。また、湯川さんちの庭には珍しいコケがついた石があり、新しい本を出すたびに庭の石についたコケを売りお金を作っている云々。まるで、陶器を焼く為に自分の家の床板をはがして燃やしたといわれるベルナール・パリシーかつげ義春の「無能の人」みたいな鬼気迫るエピソードだが、もちろんデマです。
 しかし、そんな噂が流れるのも、世間の愛書家の人々が限定本の出版は事業としては大赤字だと思っているためなのだが、湯川さん本人の話だとそうでもないらしい。実際に会社が傾きかけたのは「谷崎潤一郎句集」という一般向けの本を出した時なんだとか。意外ですな。

 まあ、とにかく本の帯が細いのです。

湯川書房

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Rume
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  • 地域: 京都
  • 2005/06/23更新
  • 2005/06/23登録
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