ジェシーの背骨
山田詠美。1986。
久しぶりに文庫本を手にしたのだが、やっぱりchoiceしたのは山田詠美だった(^_^;
子どもと遊びに行って、その行き帰りの電車の中で読み終えてしまうほど、この作品も面白かったです。
この人、やっぱすごい。
子どももいない(よね?)のにどうしてこんな心理までわかるんだろう?
この人がまだ少年(少女)の心を失っていないからだろうか?
恋愛に興じる暮らしをしてきたココが、バツイチで子持ちの男リックと出会い、その息子ジェシーと関わりを持つことになるという話。
ジェシーは11歳。ウチの息子のひとつ上だ(^_^;
このくらいからしばらくの間の少年の心は複雑。
家庭に大きな問題もなく育った子どもでも、
抱えきれないほどのわけの分からない苛立ちが渦巻く年齢。
ましてや複雑な家庭に育ったジェシーのような子どもの心はもっとこじれている。
そんな子どもの心理に、この人は同世代のこどもを持つ親よりもよっぽど近い。
男と女だけの話を書かせても面白い作家だけれど、
そこに11歳の少年が絡んでくることで、何倍もの膨らみをこの話に持たせている気がする。
自分は少年の父親に赤ん坊のように甘えられる安らぎを感じながら、
一方で少年の心に振り回され、理解しようと努力し、裏切られ、自らも成長していく。
そんな主人公の姿がなんとも愛おしかったです。
愛するとか愛されるとか、日常生活ではこそばゆいテーマだけれど、
そういうことを小説の中で読者をワクワクドキドキさせながらじっくりと読ませてくれるこの作家に、
私はつねづね羨望と感謝を感じております(^_^;
・・ちなみに、
先日、この作家を吉祥寺で見かけました(^_^;
何かの作品のあとがきで「詠美さんはどんな色のペディキュアをしてるんだろう?」と誰かが書いていたのを思いだし、
思わずチェックしてしまった(^_^;>きれいな色のパールピンクでした(^_^;
歳は私より若干上だと思うけどファッションなんかはさすがに若かったな~
(^_^;
これからも長生きして、頑張って書いてください~(笑)
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コメント (4)
2005/06/27
buruma 年齢で人を見ない人ですよね。どの本を読んでも感じます。職業や見た目で人を判断しない。好きか嫌いか。これだけ。エッセイを読んでも分かりますよね。小気味よくて気分いい。
Q_v_Q burumaさん、もう読みましたか~。いいなあ(^_^;本屋でちょこっと立ち読みしたんだけど、良さそうでした(^^)。ハードカバーの本は図書館でしか読めないので(^_^;、あとで図書館にリクエスト出しに行ってみます(笑)
buruma 差し上げたい所だけどAmasonで売ってしまいました。面白いですよ。本当に。
2005/06/28
Q_v_Q そうか~、その手がありましたね。買って読んだら売ればいいって発想がなかったなあ(^_^;けど、文庫本が出るまでは手元に置いておきたくなりそうだし、そうするともう高くは売れないのよね(^_^;結局ダメか(笑)けど早く読みたいので近々何とかしてみます。楽しみ~♪
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