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Slipknot / [slipknot] (スリップノット / スリップノット)

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99年作品。フェイスレス・ネームレスバンド「スリップノット」のメジャーデビュー作品にしてセカンドアルバムである。Kornを手がけたロス・ロビンソンの設立したレーベル[I am recording]の第一弾アーティストとして迎えられた彼らは、なんと総勢9人のバンド編成で、全員が奇怪なマスクと作業服を身にまとったといういでたちの謎の集団だった。僕は彼らのニュースをメガロマニアクスというCS番組で見て「遂に来たか!」という驚きを感じずにはいられず、わけもなく「ウォー」と叫び、他に誰もいない部屋で拳を振り上げてしまったりした(危ない・・)。KISSやマリリン・マンソン、はたまたミスフィッツ、キワモノと呼ばれるバンドたちはいるが、彼らはそれを違った形でとことんまで徹底して表現していた。ミステリアスな容姿をしたメンバーは数字で呼ばれており、完全に個人という存在を消してしまった。そう、彼らは「仮面」本来の意味をきちんと実行しているのである。「マスクをかぶることは、別人になるわけでなく、自分に潜在して、普段はしまいこんでるものを全て吐き出し、伝えたいことを伝えられる」とインタビューで8:コリィ(vo)が答えていることからもそれがよくわかる。

彼らは見かけ先行のイメージのみのバンドでは決してないのだ。ヴォーカル、ベース、ドラム、ツインギター、サンプラー、DJ、ドラム缶を改造したかのようなオリジナルのパーカッションを操る2人(1人は踊ってるだけ?)の生み出す音楽はブルータルで、怒りを隠さないし、むしろ怒りが充満して、遂には爆発してしまったという感じだ。パンク/へヴィメタル/インダストリアル・ノイズをぐちゃぐちゃ混ぜ込んでさらにラウドの調味料よろしく、でつぎ込みましたというところだろうか。さらに音の急変調が突然やってきて、それは心地よく脳髄に響く。「何度も何度もライブをやった」という彼らのテクニックは折り紙つきであり、もともと実力のある複数のバンドがあわさっただけに、アイデアはすさまじく練りこまれている。さらに、歌詞はとても哲学的でいて被害者の側にたっている。そんな「侵害するもの」への必死の反抗をしめしているところがとても共感でき、ファンをがっちり掴んでしまうのだ。

なんばのCD屋さんでアルバムを購入した僕は早速そこで外フィルムをぶち破り(丁寧に保護カバーにCDを入れ)、ボリュームを目いっぱい上げ電車に飛び乗り(うるさいと怒られてボリュームを絞り)、電車を降りた後ウォークマンにあわせて大合唱をはじめ(中学の同級生とあって、はずかしく下を向き)、家路についた。

興奮を感じずにはいられなかったのだ!彼らはうじうじと閉じこもってしまいそうになってしまう者達の代弁者としてステージに立ちヘッバンをして、絶叫する。僕も阿鼻叫喚という感覚を味わいに彼らのライブにいかねばならないと考えている。たまにはおもいきり叫んでみるのもいいものなのだ!

01年サード「IOWA」をひっさげ、さらにへヴィになって彼らは帰ってきた。彼らを阻む必要ははっきりいって全くない!!

Slipknot / [slipknot]

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詳細情報
  • 価格: 2427円
  • メーカー: ロードランナー・ジャパン
  • 年(代): 1999年(現在出ているのは2000年再販版で2曲デリートされている)
  • 団体名: スリップノット
  • 2002/04/01更新
  • 2002/04/01登録
  • 946クリック

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