ファスト風土化する日本―郊外化とその病理
三浦展・洋泉社
いわゆる郊外化論。ファストフードに引っ掛けて「ファスト風土化」というキャッチを付けた所が上手い。
過去20年ほどの間に、日本中の地方で、地域固有の歴史、伝統、価値観、生活様式が失われ、均質な生活環境が拡大した。
こうした郊外化のポイントとして、高速道路、ジャスコなどの大型ショッピングセンター(ショッピングモール)が挙げられる。そして、都市部よりも地方の方が犯罪が増加している、消費社会化、バーチャル化(テレビ、ゲームに接する時間)が進んでいる、というデータ。
つまり、結局郊外化は地方の首を絞めてるんじゃないかと筆者はいう。そこで、ニューアーバニズムと言われる都市計画家カルソープの『アメリカ大都市圏の構想』から、次世代の都市計画の構想をプッシュする。
ところがだ、ニューアーバニズムの都市計画家達がモデルにしてるのが「日本の街」だったりもするのだ。回ってマース。振り回わされちゃってマース(笑)。
まあ、結局資本主義っていうのは、ぐるぐる回してるだけだから、と割り切っていくか。
反グローバリズムっていうのも、なかなか厳しい立場。マジョリティの感覚としては戦後、天皇(権威性の象徴)がアメリカになった、という感じなのだろう。
- 2005/07/06更新
- 2005/07/03登録
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- (alm)
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