ヤン・シュヴァンクマイエル 短編集
【収録作品】
フード('92)/石のゲーム('65)/ワイズマンとのピクニック('68) 肉片の恋('89)/フローラ('89)/アナザー・カインド・オブ・ラブ('88)/スターリン主義の死('90)/プラハからのものがたり('94)
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チェコのシュルレアリスト=ヤン・シュヴァンクマイエル初期の作品集。長編アニメーションも素晴らしいが、本作はコンパクトで実に面白い。日常に魔術が忍び込むように、シュールで邪悪で空想的なのだ。
特に面白かったもの
「FOOD“LUNCH”」
レストランで同席した二人の男性。彼らは身の回りのありとあらゆるものを口にしていく。尽きることのない食欲はついにあるものに向けられ・・・。この作品はブルジョワジーとプロレタリアの関係をうまく表現している。
「スターリン主義の死」
スターリンの石像にメスを入れると労働階級初の大統領ゴットワルトが出てくる。しかし彼もまた愛国主義を語る偽善者だった。粘土で出来た盟友たちを次々絞首刑にしていく。やがて『プラハの春』が起こるが、ワルシャワによって弾圧された。その後、新たな国家が形成される。チェコの国旗色に塗られたスターリンから出てきたものは?この作品は最も政治色が濃い寓意だ。40年に及ぶスターリニズムからのカタルシスだと監督は語る。
チェコの歴史について誤った表記があれば訂正します。
- 2005/07/07更新
- 2005/07/05登録
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最新コメント5件
2005/07/05
ppm 面白い!そもそも、FOODをWOWWOWかなんかで見てはまったんですよ。あれって、何を云わんとしているんでしょうね。とりあえず、すごーく不毛な感じがする。だいたい、あんな腹から出てくるもの食べたくないよー(食べるとヤバいし)
2005/07/06
RIKA 「プラハからのものがたり」でシュヴァンクマイエル
の作品は幼少期にうけた不暗や恐怖が具体化されたものだって云ってますよね。だから何となく監督の云いたい事がわかるし、共感できるんだと私は思います。(でもあのソーセージは食べたくないけど)
小麦 かれこれ15年以上前、チェコアニメの一日中×一週間くらい、ぶっ通しで流すイベントで始めて知りました。すごい大好き!
ppm おや、そういうイベントは数年前にも中野武蔵野ホール(映画館)で催されてましたよ。カルトな人気があるんですねえ。
2005/07/07
RIKA 私は「アリス」で知ったクチなのですが、そのイベント行きたかったです。隠れファンが多いですよね。
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