欲望バス
望月花梨・著 白泉社文庫
+毎週金曜深夜、誰もいない学校で昼間他のクラスメイトには決して見せない表情で密会する少年少女。または偶然蝋梅の木の下でその花弁を口にしたことにより、ある少女と不思議な出会いをした少年。そして自殺願望を口にする同級生に地下鉄で再会し、ある考えが閃いた少女…。少年少女達の様々な思いを通学バスのモノローグで綴った「欲望バス」を始め、思春期の繊細な心の動きをリアルに描いた傑作集!!
私はこの方の話は、大好きであり大嫌いでもあった。
最初は表紙に惹かれて「コナコナチョウチョウ」を購入したのだけど(ちゅうがくせいのとき)そのあまりの過激さと残酷さに、いけないものを買ってしまった!という気持ちで一杯になってしまったのである。
今は、凄く好き。
好きなのに殆ど手元になかったから、文庫が出たのは嬉しい。
しかも全部好きな話。
望月さんのストーリーは、初期のものが飛びぬけて良い。「スイッチ」とか「笑わない理由」も好きだけど、どっちかっていうと短編の方が好きかなー。
絵は未熟だけど内容はとても完成していて、曖昧で、いまにも崩れてしまいそうなあやふやさがある。
特に好きな話は「夏はまだこれからだし」と「泥沼ノ子供タチ」
前者は、孤独な学生生活を送っていたときに、私も永末みたいな友達ができないかなーと半ば羨望のまなざしで読んでいたし、「泥沼ノ子供タチ」は、あの残酷な双子たちが、おかしてしまった遊びを読むたんびにぞくぞくしてしまう。
「サクラチル」も好き。
終わり方とか、最高に好き。
ていうか全部好きかも。
この文庫に入ってる話は全部好きだなー。
解説を書いてらした加藤知恵さん(http://www.geocities.co.jp/...)て歌人が気になったのだけれどやっぱり若い方だったのですね。感覚が、私とほぼ一緒だったので。
短歌って実はあんまり興味がないのですが、この方のは読んでみても良いかなぁ。
余談ですが詩人では新川和江が好き(コミュニティないね)
実は、お菓子研究家の人と思っちゃってて、えーあの人漫画読むの?なんて思ったのは秘密です。
えいきゅうほぞんばん。
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