伊丹十三の映画づくり
(三谷幸喜のドラマというキーワードに触発されて)
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伊丹十三の映画づくりはきわめて安直です。
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シナリオ、カット割り、カメラの位置と動き。それらが全部映画のものではなく『TVドラマ』のそれなんですね。わかりやすいが安っぽい。安っぽいがインパクトはある。そのインパクトもどぎつすぎない。お茶の間で充分に受け入れられる許容範囲内。
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でも伊丹十三は登場人物たちの服や、そこに写し出される家具や小物や食べ物に徹底的にお金と手間をかけました。台詞を逐一吟味し演技のひとつひとつも完璧にコントロールしたんだと思います。
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結果、あれだけ重厚な画面ができ、面白い『売れる』映画ができました。
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桑田圭介の曲は90%の『どこかで聞いたことがある』と10%の『ものすごいオリジナリティ』からできてるように感じています。メロディやアレンジや歌詞のつけ方の10%の部分に僕は完全に打ちのめされてしまいます。脱帽です。伊丹十三の映画づくりも同じなんだなあと思います。
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やっぱ天才ってすごいや。
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あ、これはもちろん僕の感じたことであって、事実ではないのでそこんとこよろしくということで。
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コメント (1)
2002/04/04
shino@freedomcat 『どこかで聞いたことがある』90%と、オリジナリティ10%というのは、わたしが学生時代、教授から「良い論文とは、90%が先行論文の積み重ねで、10%~5%が自説を語る部分なんだ」というのに似ている気がしました。
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