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日本鬼子 (リーベンクイズ)

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中国語読みでリーベンクイズ。
南京虐殺の加害者の元日本兵が
自分の体験を語るところを撮っている
ドキュメンタリー映画です。

南京虐殺は日中両国で議論の決着が
ついていないどころか、死傷者の数など
事実認定ですら両国の相違がいまだ
存在することなので、戦争を体験していない
世代である人間が一つの題材をもって
断定的なことを言うことは出来ないし、
言うべきでもないと思いますが、
この映画では当事者が自分のしたことを
語っているので少なくとも事実の一部分を
私達は知ることが出来ると思います。

広島でもない、長崎でもない、沖縄でもない、
日本の戦争の歴史に深く関わる土地である
南京をクローズアップしており、
これは日本人が「加害者」として戦争を語る
まれな映像であるでしょう。
戦争を語るその顔は老いた老人の顔なので
戦争からの時間の経過を感じさせられますが
その口から淡々と語られる内容はとても生々しく
その当時の映像を見せられるよりも、
当事者本人が当時を語る方がその時の状況
だけではなく、心情までをも知ることが出来るので
より現実的な形で「南京虐殺」を知る事が出来ます。

戦争は人を狂わせます。
当たり前の感情が当たり前でなくなり、
間違ったことを強制されることもあります。
それが最初は苦しくてもだんだんとそれが
当たり前になっていくことがいかに
恐ろしいことなのかを教えてもらえました。
狂気が支配する世界、それが戦争です。

一時期、「なぜ人を殺してはいけないのか」
という問いが世の中をはびこりましたが、
私はその問い自体が間違っていると思います。
その問いは、「なぜ」に対する十分な理由が
見つからなければ人を殺しても良いという
意味の裏返しであるような気がするからです。
「いけないことは、いけない」。
頭の硬いことを言うようですが、
このような絶対的な価値観を命に対しては
持っていなくてはならないのではないでしょうか。

この映画を私は渋谷の映画館で見ました。
映画を見終わって、暗い映画館から出て、
陽が降り注ぐ明るい渋谷の街を歩き、
街にたくさん立ち並ぶ大きい建物や
周りの人ごみを見ていると、この光景は
数え切れないほどの悲しく残酷な歴史の
積み重ねで出来ていると思えてしまって
とても怖くなって涙が出てきました。
とても悲しくなって涙が出てきました。

愚かな戦争の歴史は日本だけではなく
世界中の国々が持っているでしょう。
戦争の犠牲になった世界中の人々の
眠れる魂に出来るのは、「忘れないこと」と
「繰り返さないこと」、それだけです。

日本鬼子

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七尾画像 投稿者:
七尾
  • 2005/08/15更新
  • 2005/08/15登録
  • 971クリック

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