だいりーぐぼーるいちごう
大リーグボール1号
川上巨人のV9を支えた往年の名投手「星飛雄馬」のキメ球。
星投手はリトルリーグの頃から全国的に知られた豪腕投手であり(*1)、かつ「針の穴」を通す程のコントロールを持つことでも有名であった。
高校中退後、テスト生として巨人に入団したが、小柄な星投手の球は「体重が軽いので球も軽い」と言う欠点を持つことが露呈(*2)。これが理由で星投手はキメ球の開発を決意したと言われる。
このボールは変化球の類ではなく、「針の穴を通す」コントロールの持ち主である星投手が、格闘技(ボクシング・剣道等)の練習で身に付けた行動予測により「球をバッターのバットにぶつけて打ちとる」という前例のないモノであった。
当然、相手チームから「これはビーンボールじゃないのか」と言う抗議があがったが、この時審判団の下した判定は、「バッターを狙っているのではなくバットを狙っている」というモノで、以降黙認されることとなる。
この年、星投手はこのキメ球を多用してかなりの成績をあげるが、大リーグボール攻略に燃える阪神の花形満1塁手に破れ、この球が投げられることはなくなった。
以降、日本プロ野球史に於いてこの球を投げる投手は現われていない(*3)。
ちなみに、「大リーグボール」と言う名称は金田正一投手による命名である。
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*1 当時はスピードガンが存在しなかったので実際の球速は不明。
*2 この辺りを疑問に感じないヒトは中学の理科の教科書を読み直しましょう。また、打者が感じる球の重さは「球速 + 球の回転速度」だと言われています。
*3 偶然よけたバットにボールがあたるコトはたまにあるが。
- 2002/04/08登録
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