フラワーズ・オブ・シャンハイ
フラワーズ・オブ・シャンハイ
出演:トニー・レオン、羽田美智子、ミッシェル・リー、カリーナ・ラウ、その他
監督:侯孝賢
+19世紀末、清朝末期の上海の遊廓を舞台にひとりの男と3人の遊女たちとの真実の愛をめぐるラブ・ストーリー。外務省の役人、王(ワン=トニー・レオン)は、小紅(シャオホン=羽田美智子)という遊女の5年来のなじみ客であり、その関係の深さは通常の客と遊女の関係をはるかに超えていた。王は、小紅を愛していたが、その激しい気性に耐え切れず、王は穏和な性格の恵貞(ホイチェン)のもとにも通い始める。
とても私好みの作品でした。
こういった登場人物たちが阿片を吸いながら気だるくひたすら気だるく物語が進行していくといった映画は好きです。
見てると退屈するけどその退屈さも心地良い。
出てくる人出てくる人皆、阿片の器具で阿片吸ってる所も良かった。あの器具良いな…とかちらっと思ってしまいました。
かなり予算は、少なかったらしく、すべて屋内のセットでの撮影だとか。でも凄く雰囲気が出ていて良かったです。
もう私こういった世界観(遊郭とか遊女とか)大好きですので、恍惚としながら眺めておりました。
綺麗な遊女、素敵な衣装、髪型、掛け軸、ろうそくの火、豪華な調度品。
セットだとは、全然わからないぐらい綺麗に作られていました。
遊郭のもつ、密閉感だとか、外界から遮断された別世界だとか、そういった独特の空間も上手く表現されていたし。
遊郭の遊女一人一人にスポットが当たっていくというのも、わかりやすくてよかったです。
で、見始めた時から、小紅役の方が羽田さんに似てるなぁとずっと思っていたのですが(何となく口の動きと声ともずれているように感じたし)本当に羽田さんだったのですね。とても綺麗でした。
この方中国の役、ハマり役だったなぁ。声は、やはりアフレコだったみたいです。
トニー・レオンは、なかなかに情けない役で、微笑ましかったです。
ただ、人間関係は複雑で、愛の形もそれぞれ。みたいな事を描きたかったみたいなのですが、あんまり遊女それぞれの区別がつかないのと、恋愛関係にある二人の内面。といった心情面は、いまいち画面からは伝わってこなかったかなぁ。
登場人物がとりあえず多すぎだと思います。
主要なのが、トニー・レオンと羽田美智子だというのもわかりにくかった。全員が主要人物に見えてしまう。
雰囲気を楽しむ映画かもしれないですね。
全体を包む怪しい鼈甲色の光だとか、そういったところはとても素敵だったので、中国とか遊郭とかチャイナ服だとか好きな人は見ると良いと思います。
私はとても楽しめました。
終わった時は物足りなかったぐらい。
日本と台湾の合作映画なのですね。
なるほど。
そして何で凄く私好みなのかわかりました。
この監督の方「紅夢」にも関わってらっしゃったのですね。私あれ死ぬほど好きなのです。
やっぱり雰囲気似てたなぁ。「紅夢」の方が良かったですが。
- 2005/09/03更新
- 2005/09/03登録
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