ヤナギヤコサン
柳家小さん
落語家シリーズ②柳家小さん
別冊太陽の『落語への招待』(平凡社)では,「墨絵の風景」と評されていた,落語会初の人間国宝小さん。水木しげるの漫画に出てきそうな御面相です。(特に正面顔)
落語国の住人に例えれば,抜けているようで意外とちゃっかりしている与太郎。
錦絵のように粋で華やかな語り口の志ん朝などと異なり,取っつきやすい噺家ではないかもしれません。
かくいう私も,小学生の時にテープで「長屋の花見」を聴いた際,ぼそぼそとした喋りであまり聞き取れず,「いつも聴いてる米朝さんに比べてつまらんなあ」と思ってしまいました。
良さを理解出来始めたのは,かなりしばらくたってからですね。子供には分からない渋さ。食べ物に例えれば山菜そばや納豆?
「長短」「時そば」など,筋や背景が単純な噺に,たまらない味が出ているように思います。「強情灸」「粗忽の使者」なども,小さん本人の頑固かつとぼけた人間像が反映されているよう。
秋の夜長にぜひどうぞ。
- 2005/09/06更新
- 2005/09/05登録
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