チャーリーとチョコレート工場
どんな映画?って聞かれてもあまりカテゴライズできない。したくない。
奇妙でキレイでサプライズ。
不思議にシュール、かつノスタルジック。
チョコレート一粒で幸福になれた、子供時代の宝箱を開けたような気分になります。
開始3分程、チャーリーが歯磨き粉の蓋で模型を作ってるところで既に涙腺が・・・。子供って、本当に「そこにあるもの」で壮大な世界観を構築することができるんだった。。。
無邪気な子供時代に描いていた空想の世界、
あるいは荒唐無稽でちょっと不気味な夢の世界。
それらをウンバ・ルンバ(?)が象徴しています。
幼い頃、祖母の家の物置部屋が私にとってワンダーランドだったことを思い出しました。親戚がアメリカに住んでいたので古い外国の玩具がたくさんしまってあって。お人形はみんな恐ろしい顔に見えたし、漫画の類は何が描いてあるかわからないけれど勝手に物語を作って読んだ。使い方のわからないゲームやおもちゃの類をながめているととにかくワクワクして、親にみつからないよう、息をひそめて楽しんだ。
この映画を見て、そんな昔の記憶を思い出しました。
ウォンカはずっと子供心にお菓子への憧れを募らせ、親の反対をバネに成功した。「後継者探し」をはじめるまで彼はずっと子供の心を持ち続け、無邪気にチョコレート作りを楽しんでいたのでしょう。
でも、チャーリーと出会って初めて、空想から我に返り、寂しさを思い出し、大人になったのではないでしょうか。
この作品は、決して大人になることを否定しているわけでもありません。大事にしてくれる人が、心配してくれる人がいることが、子供には必要なのだと感じられます。
親の庇護があってはじめて子供は想像力を育てることができるのだから・・・。
最後のほう、ウォンカの実家で父親が彼の記事をすべてスクラップして飾ってあるシーン・・・。それだけで、父親が家出したウォンカをどんなに思っていたか伝わってきます。「ニュー・シネマ・パラダイス」ともダブる。ああー、思い出すだけで泣けるなあ。
- 2005/09/23更新
- 2005/09/23登録
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チャーリーとチョコレート工場
- (yuriko)
2005年9月10日~全国松竹・東急系で公開 2005年/アメリカ/カラー/115分 配給:ワーナーブラザース 監督:ティム・バートン 脚本:ジョン・オーガスト 製作...
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