みらくるがーるず
ミラクルガールズ
関西地区で1993年1月12日から同年12月24日まで放送されていた(しかも土曜日の早朝6時半から・・・)テレビアニメシリーズ。原作は同時期に「なかよし」にて連載されていた同タイトルの少女漫画。著者は秋元奈美。
このように時々思い出すのだ。もう一度見たいと・・・。
実際に名実とも「幻の作品」であることに間違いはないだろう。(入手が非常に困難な上に、ビデオもしくはLDで全巻そろえるのは至難の業)
主人公が双子の女の子ということで、アイキャッチには視聴者から送られた双子の写真やビデオを流し、エンディングテーマではこれまた双子のデュオ「Dio」が実写で歌うという、まさに「双子ずくし」な演出は個人的に高評価であった。
そして何よりも高い評価(これも個人的だが)を受けたのは、少女漫画原作でありながら、従来の少女アニメではないシリーズ構成である。
そのカテゴリーにかかわらず、少女アニメというのはめいいっぱい明るく、ハチャメチャな雰囲気で、妙なテンションで構成されるのが主流であるが、このミラクルガールズはそのような構成を一切取り入れず、まったく「普通」に製作されている。またそれでいて原作の良さをまったく損ねておらず、逆にそのサイドストーリー的な物語は原作をうまく持ち上げてレベルを高くしていることも注目すべきポイントである。
簡単だが以上のように、このアニメ作品の「売り」は、画面から染み出すように伝わってくる「独特の雰囲気」である。そしてお天気用語をモチーフにしたサブタイトルも非常に良い。これも個人的にお気に入り。
しかしながら、残念なことにそれらを言葉で表現するのはとても困難だ。とにかく見てもらうしかない・・・のだが、入手困難・・・。で、個人では「なぜ録画ビデオをおいておかなかったのか・・・」と、思い出すたびに後悔している。
その「おいておかなかった」最大のきっかけは、放映途中での監督の交代劇にあった。
「初代」監督の健康の都合上、全51話中の第22話で初代監督は降板。第23話から新監督によるシリーズが始まったのだが・・・愕然とした。
少女アニメなのだっ、どこから見てもっ!!
180度のフルモデルチェンジだったのだっ!
『ぐわぁーっ!!なんてことをしてくれたんだぁーっ!!』当時の僕は「本当に」そう絶叫したのだった。
以後、失望のあまりビデオ録画は取り止め、失意のまま放映終了までの半年間を「見守った」のである。
はぁ・・・非常に惜しい。惜しすぎる。当初は主人公の双子姉妹だけでなく、物語のキーであるイギリスの「双子のお姫様」も「双子」の声優を充てる予定だったのに・・・。(ちなみに主人公の声優は当時高校生の双子姉妹が、「お姫様」はエンディングを歌っている「Dio」が、それぞれ演じる予定だった。まぁ、主人公は当然最後まで双子高校生姉妹だったが)アニメで作品に惚れ込み、原作の漫画も全巻読んだのに・・・。サントラCDが現存しているだけまだ「救い」なのだが・・・。
やるせない・・・。
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