とうよういちのほん
「東洋一の本」
オトモダチでもある東洋一の編集者ムライさんが作った本。となればワタシもふんどしを締めなおし(締めてないけど),ここはひとつ東洋一の書評を書かねばならぬ。
著者である藤井青銅氏は山口県の出身,子供の頃から同県にある鍾乳洞・秋芳洞(この鍾乳洞はワタシにとっては間久部六郎が誘拐した大西ミカを殺害した現場である。あ,手塚治虫の「バンバイヤ」での話ね)を「東洋一」と教わって来たそうな。ところが長じて,「東洋一」を名乗る鍾乳洞がよそにもたくさんあることを知った。郷土愛に燃える氏は「東洋一」の真実を求めて調査を開始する……。
この調査というのが実にどうも,なにしろ,「無責任な仮説」「不必要な分析」「お節介な提言」を自らの三本柱と公言する……だけでなくたびたびその原点を確認までしちゃうという作者なので,これまたひたすら東洋的。数多ある「東洋一」を「といわれる物件」「としては物件」「美的物件」「謙遜物件」「当時物件」に分類し,そもそも「東洋」ってどこなのか,と知己友人に聞いて回る……。
とにかく「『東洋一の本』の書評をした者としては今のところ『東洋一』の見識を誇るといわれる(いわれてない)ワタシが自信を持ってお勧めする『東洋一』に関する著作としては今のところ『東洋一』の本」である。御用とお急ぎでない方は是非ご笑覧あれ(どうしてもこういう大道芸人風の口調になるな,「東洋一」ってのは)。
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