フローラ
チェコのアートアニメーションの巨匠、ヤン・シュヴァンクマイエルが製作した、たった24秒のアニメーション。
ベッドに縛り付けられた女性、フローラ。
動けぬまま彼女のからだは腐り、蛆がわき、あっという間にくずれていく。
一杯のコップの水に手を伸ばすも、届かずに終わるのがかなしい。
フローラのからだは野菜でできていて、これはアルチンボルド※へのオマージュ。
フローラが腐る過程も、この野菜が腐るさまを高速回転で撮っているのだ。
なんであれ、腐敗という現象を目にして、気分が悪くなる方もいらっしゃるでしょう。
わたしもどちらかというと不気味なものに耐えられる根性をもっていないのだけど、これはちがう。
フローラは、あわれで、とてもグロテスク、それなのになぜか美しい。
何度みても、うつくしい。
実はこれがMTVのための映像だったというのが驚き。
たったの24秒ながら、食べてたポップコーンを噴き出した人もいるかも。
(※ 16世紀のイタリアの宮廷画家。野菜や魚などを組み合わせて描いた人物の肖像画が有名。)
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コメント (5)
2005/11/07
スズ こんにちは。おじゃまします。ヤン・シュワンクマイエルは、最近知ったばかりなのですが、このお話を短編集のDVDで見たことがあります。悲しそうな顔で縛り付けられて動けずに腐っていくフローラはかわいそうだったけれど、何か目を離してはいけないようなものがありました。シュワンクマイエルは何を伝えたかったのかを考えてしまう。作風が可愛い感じなのに不思議な引力を持っている作品ですね。私は短編集の中では石のゲームが好きでした。バケツの下に積もっていく石と音楽に合わせて動く石ころ達が可愛かったです。
スズ わわ……変に長くなってしまって、ごめんなさい。
gallop スズさん こんにちは。なぜ「この手法で」、「これを描いたのか」ということが気になる作家ですね、シュワンクマイエルは。そして、なにを観る側に伝えたかったのか、が。フローラをはじめてみたときは、呼吸が止まりました。おっしゃるように、たしかに目を離してはいけないようななにかがあった。ところで関係ないけど、いつから表記がシュワンクマイエルからシュヴァンクマイエルに変わったんでしょうね、むかしはシュワで統一されてたのに。いまやシュヴァのほうが多数派のようなので、わたしも迎合しましたわ。あこれ返事も長くなった。
2005/11/08
スズ シュワンクマイエルとシュヴァンクマイエル…考えてみれば不思議ですね。
シュヴァンクマイエルというのは英語読みらしいです。
チェコ語って発音が難しいそうなのでその関係もあるのかな…。
↑について調べていたら、面白い方のサイトを発見したので。見た瞬間びっくり。
http://www.dietmarbusse.com/...
DIETMAR BUSSEさん。Flower Album 欲しいな。
gallop きれいですね↑これ。色が。花びらが新鮮でしゃんとしてる。
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