Emotion Chair (Sitag)
Aeronユーザー必見。前傾姿勢でも意外とイケる。Emotion
長時間机に向かう仕事をしているヒト、またはパソコンの画面と長時間にらめっこしなければならないヒトにとって、長時間座っていても体が疲れにくいように設計された『エルゴノミクス・チェア』はとても興味のあるアイテムではないでしょうか?
昨今ハーマンミラー社のアーロンやスチールケース社のリープなどといった10万円以上もするビジネスチェアがバンバン売れている訳ですが、そんな盛り上がりを見せる『エルゴノミクス・チェア』界にもちょっとした変化が訪れています。
いまやエルゴノミクス・チェアにはリラックスする体勢のサポートが求められるようになって来ました。それはPCを操ることにより作業の効率化がすすみ、執務姿勢をとるよりも思考する時間や、ヒトとコミュニケーションする時間が増えてきたことに依るものではないか、ということは容易に推測できますよね。
こういったニーズに呼応するようにヴィトラ社のイプシロン、スチールケース社のプリーズ、岡村製作所のエルシオなどヘッドレスト付きのエルゴノミクス・チェアが台頭してきました。リクライニングしたときに頭を支えてくれるこれらのビジネスチェアに一度体を預けてしまうと、もう後戻りできなくなってしまいます(笑)
さて、前置きが長くなりましたが今回レヴューするのはヘッドレスト付きエルゴノミクス・チェアの新星、EMOTION(エモーション)ヘッドレストタイプです。
まずルックス。樹脂と金属はマットな質感のブラックの塗装が施されシンプルな印象。ファブリックのチャコールグレー色と(現在のところチャコールグレーしか在庫にないそうだ。)の相性は良く、スマートなアーロンといった趣。以前ヘッドレストなしのエモーションをショールームで見かけたんですが、あれではただの椅子。やはりデザイン的にはヘッドレスト付きでなくては。
つぎに機能ですが、この手の高機能チェアは座るヒトの体型や姿勢に合わせるための調整機能が充実しており、このエモーションも一通りの調整機能は持ち合わせています。調整機能をカタログから拾い出すと、ヘッドレストの高さ奥行調整、ランバーサーポートの位置調整、アームレストの高さと角度調整、背もたれの角度調整。そして熱を吸収・発散させながら温度を一定に保たせる働きのあるコンフォーテンプという新素材を採用した座部。お尻が蒸れないしくみも備えているのです。
では早速座ってみましょう。座ってみて驚いたのははじめから座部がやや前傾しているところ。そして体重を背もたれ方向に傾けると座面は水平になりました。座面の角度が体重移動に合わせ微妙に変化するしくみになっているようですね。それでいて変にフラフラ感じはしません。
つぎに左下部のレバーを操作し背もたれを倒してみます。するとかなりの勢いで前方に倒れてきました(!)。気を緩めると座部と背もたれに挟まれたような感じになりますので注意が必要です。気を取り直し背もたれに体重をあずけつつゆっくりと背もたれの角度調整を行ってみます。リクライニングの角度調整は無段階でできるようです。
今度はヘッドレストの位置を調整しリクライニング、そして椅子に体重をすべてあずけてみます。ん~、やはりヘッドレスト付きの椅子はリラックスできる度合いが違いますね。ヒトの頭部の重さって結構体に負担かけてるんだな、と思います。
先ほど『挟まれてしまう』と表現しましたが、椅子を離れてみると、背もたれが垂直に立った状態までしか前方には倒れません。これは??と思い、腿あたりに重心をおき座面を前傾にし、背もたれがぴったり背中に当たるように調整してみました。するとどうでしょう。前傾ポジションの完成!。個人差はあるかもしれないけれども、『前傾ポジションがあるからアーロンを選ぶ』という方にも一度お試しいただきたいですね。
この前傾ポジションで満足できるのであれば、このエモーション、アーロンユーザーの心を揺らす存在になりそう。何ていったって『ヘッドレスト付き』ですからね。








