金亀舎利塔
唐招提寺に伝わる、仏舎利を納める器。国宝です。
鑑真和上が来日の途中に遭難なさったとき、亀が海上に浮かび上がり、仏舎利を甲羅に乗せて守った、という伝説に基づいて作られたそうです。
「唐招提寺展」で拝見したときには、どうもバランスが悪い。下の亀に比べて、上の五重塔のてっぺんみたいな屋根が重過ぎるんじゃないか、と思わず見入ってしまいました。
そして、じっと見つめていると、不思議なことに、亀の首が動いているような気がしてくるんです。
微妙な不均衡や不安定が、なんだか生命感をもたらすらしい。
亀が一生懸命に首をもたげて、「ぼく、大丈夫ですから。仏さまの舎利をしっかりお守りしますから」と言ってるように見えて、「なんてけなげな・・・。頭なでてあげたい」という思いで、ガラスケースの中を覗き込んだら・・・・・。
亀の頭のところが、明らかに黒ずんでいるんです。
寺の宝だし、そうそう触れるものじゃないでしょうに、不思議でした。
つい、触ってみたくなった人が多かったのでしょうか?
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