学生時代
といっても、ペギー葉山さんの歌ではなく、それをカバリングした原由子さんの歌でもない。単なる言葉としての「学生時代」。
蔦の絡まるチャペルで祈りをささげたり、キャンプファイアーをしたり、テニスコートで恋が芽生えたり、なんてこととはまったく縁がなかった。かといって、3畳一間の下宿に住んだり銭湯に行って連れを待って小さな石鹸がカタカタ鳴ったりしたこともない。個人的にはまったく時間を浪費してしまった、というほかにない学生時代であった。恋とも余裕とも文学論とも学生運動とも熱血なゼミともまったく無関係な日々で、私は繰り返される講義の内容をこつこつ勉強することと、哲学と、倫理学と、家事(註:私は一人暮らしではなかった)に明け暮れる毎日だった。何しろ昼休みは1時間だったのに、雨が降りそうだといって家に帰って洗濯物を取り込んでまた学校へ帰ってきて講義、なんてざらだったのである。そんな、どうしようもない毎日だったけれど、さっきネットを徘徊していてふと出来心で調べてみたら恩師の顔写真を発見した。相変わらずチャーミングだった。今はもうその恩師も母校を去られ、別の大学で教鞭をとっておられる。時間が取り戻せるのならやり直したいくらい後悔だらけの学生時代だった、はずなのに、なぜか心の底からなつかしい、私にとって学生時代はそんな時代なのである。
- 年(代): 多くの人は18歳から25歳くらいの間に経験することが多いようです。なお私は個人的に18歳から22歳。
- これから大学へ進学して学生時代を経験しようという人には☆☆☆☆☆
- 2005/11/14登録
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