エツラクキョウハンシャ
悦楽共犯者
チェコの戦闘的シュルレアリストこと、ヤン・シュヴァンクマイエル監督の、幻想と怪奇とユーモアが入り乱れる映画作品。
これは、六人のオナニスト(!)が自らの快楽を充たすためにくり広げる、奇しくも涙ぐましい快楽甲子園なのである。
この作品のおもしろいところは、登場人物たちが夢中になる「悦楽」というのが、耳や鼻の穴にパチンコ玉大にまるめたパンをつめこむことだったり、魚がたくさん入った洗面器に足を突っ込むことだったり、見ている観客にはあまり共感できないものばかりで、かれらが感じている快感が観客との間でつねに空回りしていることにある。
かれらが興奮すれば興奮するほど観客は冷静になり、ゆえにかれらの姿はただ情けなく、ひたすらバカで、最後にはかわいくすら見えてくるという仕掛け。
エロを描きながらこれだけエロくない映画もあまりないのでは。
ただし、ピヴォイネ氏の欲望と妄想が暴走する怪鳥の儀式のあやしさは、まさにシュヴァンクマイエルの真骨頂。
やっぱりこの人は、単なるリビドーそのものを創作の原点にする人ではないみたい。リビドーを煮つめて煮つめて、人間の存在から生まれてくる悪夢を取り出し、その悪夢を透かして現実を覗くことをせずにはいられない、そういう、錬金術のような魔術としての映像、映画だと感じる。
しかし、そんな真面目な話をしたところで、この作品がおばかなことは変わりありません。
笑って、あきれて、ぞっとしてください。
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悦楽共犯者
- (jamy)
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フローラ
- (gallop)
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LunacySynopsis狂気構文
- playtcafe*cinema*art* | Tracked: 06.8.5 8:41 pm
ヤン・シュヴァンクマイエルの新作です!なんとチェコ語のHPがあることを発見!予告編も見れるぞう。まったく未知のアルファベットの配列で、どれが予告編なのか分かりにくいけど、健闘を祈る...
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