太宰治/満願
もうなにも語ることは残されていないのではないかと思えるくらい、太宰治はみなに愛されるふしぎな人だ。
「満願」は、数多い太宰の作品のなかでも、わたしの好きなものの一つ。
ごくごく短いが、とてもやさしく、うつくしい。
これはたぶん、とても晴れた日なのだ。
白いパラソルをくるくるとまわして、簡単服の奥さん。
太宰はきっと、あかるい縁側に腰かけ、ほほ笑んでいるのだろう。
石原美知子と婚約する二十九歳の秋に発表された、希望に照らされたような一遍。
ごくごく短いが、とてもやさしく、うつくしいのだ。
このキーワードを共有する
-
メイン
コメント (0)
まだコメントされていません。
つながりキーワード (3)
太宰治 「待つ」
- (東施)
久しぶりに読みました。やっぱり好きだな、この文章。太宰の中期とでも言うのでしょうか、そのころの作品を読むと、なんでこの人は若い女性の気持ちをこんなにもうまく表現できるのかしらと思います。う...
太宰治『走れメロス』
- (熊本昭)
「おまえらの望みは叶ったぞ。おまえらは、わしの心に勝ったのだ。信実とは、決して空虚な妄想ではなかった」 友のため、人を信じる心のため、メロスは走る。人を信じるということ...
女生徒
- (にな)
太宰治ので、 感想を一言でいうなら、 うわっ、何でこう思ってたって知ってるの? という感じです。 ああ、汚い、汚い。女は、いやだ。自分が女だけに、女の中にある不潔さが、よくわかって、歯ぎ...







太宰治『走れメロス』
入浴剤 「お風呂の愉...


