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野田裕示展 国立新美術館

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国立新美術館が、昨年開館5周年を迎えました。
企画されていた記念展覧会「野田裕示、絵画のかたち/絵画の姿」は、東日本大震災の影響により延期されていましたが、今年1月18日より開催されています。

展覧会概要 HPより

野田裕示(のだ・ひろじ/1952年 和歌山県生まれ)は、多摩美術大学を卒業した翌1977年には、南画廊の最年少作家として個展が開催されるなど、早くから才能を認められた画家です。
しかし、80年代初頭より絵画の新しい可能性を求め、様々な模索を始めました。
本展は、以来30年に及ぶ画家の取り組みを、進化を重ねる中で生まれてきた約140点の作品によって概観し、その試みが、日本のアートシーンの中でどのような成果をもたらしたのかを検証するものです。
野田の絵画の本質を問う作業は、一種のレリーフ作品ともいえる箱状の造形によって始まりました。
続く80年代半ばにはそれが発展し、支持体を袋状に覆う独自の絵画スタイルが登場します。
さらに90年代は、カンヴァスを縫い合わせ、折り返し重ねる手法によって深化が図られますが、2000年を迎える頃には、下地は徐々に平滑になり、独特の形象が自在に描かれる画面へと変貌していきました。
そして近年の、特定のテーマによる連作や、組み合わせを意識した作品は、展示の有り様ようを重視する傾向へと進んでいます。

野田は、これまでも活発に発表活動を行ってきた作家の一人ではありますが、その初期から現在までを見通す機会はほとんどありませんでした。
作家が自身の造形思考をどのように深め、作品化してきたかを確認することは待望されたものであり、さらにこの展観が、一人の優れた作家の足跡を辿ることに留まらず、今後の絵画の行く末に思いを馳せる機会となることを願うものです。

会期
2012年1月18日(水)~4月2日(月)
毎週火曜日休館
※3月20日(火)は開館、翌21日(水)は休館


展覧会構成
第1部 1980年代─絵画の可能性への試み
第2部 1990年代─独自の様式の確立と展開
第3部 2000年代─さらなる可能性を求めて
特別展示 彫刻家・岡本敦生とのコラボレーションによる立体作品、ドローイング。

♪♪♪
先日観てきました。月曜日のせいか館内は予想以上に人が少なく、ゆっくりと観ることができました。
絵画とは何かを問う作品たち。
画家野田さんの挑戦、変化、進化、深化が手に取るように伝わってきました。
何度も重ね塗りをしたことから複雑な色合いが出され層状的、厚みや重さを感じます。
その面に閃きのようににさっと加えられた勢いのある一筆。
画家の瞬時の身体の動きが見えてくるようでした。
凸凹に掘った上に精確に貼られたカンバァスには、歪みや切り込みが全く見えません。
奔放、自由な発想ですが、緻密な構想と巧緻性の高さに支えられていることを感じました。
布を縫合し、その縫い目を表に出すことで立ち上がる直線。
立ち上がり方とその影が直線を鋭く、きりりと際立たせながら、地と融合。

線、色、形、面。
絵画を構成する一つひとつを従来の視点から全く離れ、独自の視点からとらえ「絵」を創りだしているのがとっても面白かったです。
♪♪♪

野田裕示展 国立新美術館

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ramona画像 投稿者:
ramona
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  • 2012/01/27更新
  • 2012/01/27登録
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