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Possible futures / ICC intercommunication center

「アート&テクノロジーの過去と未来」 / ICCインターコミュニケーションセンター

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終了間近ですが、やっと行ってきました。ICCにて12/25まで開催、戦後から現代までのメディアアートの潮流を概観する、この施設の集大成ともいえる展覧会です。

何故もっと早く来なかったんだろう…と、後悔してしまう位良かったです。とても充実した内容でした。企画主旨としては、戦後60年という節目の折、日本がいかにテクノロジーの発展とともに経済復興したか、そして表現や文化、人々のコミュニケーションまでに影響を及ぼしたか、再確認しよう、というものでしたが、単純にそれ以上のメッセージが含まれる(生まれうる?)展覧会になっていたと思えるのです。

60年代の実験工房や近辺の作品はどれも興味深いものでした。新しいメディアの登場に、素直に喜びを見出しながら表現しているアーティスト達の気運が伝わってきます。特に佐藤慶次郎氏のもの…磁気と振動を使った作品は一瞬しかけがわからなくて驚いてしまいます。単純な仕組なのかもしれませんが、理科に弱い自分は、ただただその物体の想像を超えた動きに感動すらしてしまいます。

現代、メディアアートは極端に進み過ぎた技術に、その存在意義を見失いそうになっていますが、この時代のものは「人が生きる上での向上心」と「技術革新」が共存し得れた。そのシンプルなことに羨ましささえ感じます。展覧会のステイトメント、

「日本の戦後はテクノロジーとともにあった
アーティストたちの実験が指し示す、あり得たかもしれない未来」

この言葉に象徴されるように、展覧会では「今後の未来」の提案が成されていません。これは、どういうことなのでしょうか?…それを示唆できる作家がいないという事実。そのことを、私達はもっと危機感を持って捉えなければならないのでは、と思うのです。

ICCは存続が危ぶまれていましたが、一応継続が決まったようです。でも上記のこれからの未来のメディアアートの存在に説得力を見出せなければ、施設がいくらあっても意味がないのではないか、と思います。(それよりまず、「アート」の必然性を見出す方が必至かもしれません…)他にも、この展覧会をもってメディアアートも「美術史」の一部になってしまうのか?等、様々な問題提起が感じられ、暫く考え事が増えそうです。

http://www.ntticc.or.jp/Schedule/...

「アート&テクノロジーの過去と未来」 / ICCインターコミュニケーションセンター

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プーク
  • 2005/12/18更新
  • 2005/12/18登録
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コメント (11)

最新コメント5件

2005/12/27

プーク はっ、今気がついたのですが、「携帯のライトで照らす」って撮影するって意味ではなかったですね…!なんとなく「フラッシュ」のイメージがあったのですが、考えてみたら携帯のカメラにフラッシュはないですものね…意味不明のことを書いてしまって、すみません!

Camel 「未来」についての言及でしょうか? 私もKW拝見して、同じように感じる人がいるのだなぁと(にっこり)。 テクノロジーが日々に溢れている今、難しいとは思うのだけど、その「先」を感じさせて欲しいとついつい思ってしまいます。

Camel 撮影までは考えませんでしたが、好奇心の出所は同じです。 どうなってんだろうなぁと。

☆☆☆ ググッてみたら、岩井氏の著書(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/...)で種明かしがされてるみたいです。図書館にあるかな?

2005/12/28

プーク Camelさん、「未来」にはついつい期待しすぎてしまいますが、自身もその可能性に加担しているという事実を忘れてはいけないですよね… でも、つい受身になってしまいます。発信者と受信者が黙視しあうのが一番不毛なことなんじゃないかなと思いました…時には問題意識をもつことって必然だと思います。 ☆☆☆さん、岩井氏の著書の情報有難うございました。種明かしに限らず、面白そうな本ですね、、読んでみたいです!

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トラックバック (1)

展覧会「アート&テクノロジーの過去と未来展」@ICC

  • ☆☆☆の日記 | Tracked: 05.12.26 1:16 am

シュテファン・バルケンホール展と同じくオペラシティ内にあるICCの展覧会も面白そうだったので、思いがけ…

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