夕凪の街 桜の国
広島を舞台にした漫画。
原爆投下から10年後の広島の街に暮らす人々。
そして、さらにその子供達。
彼ら、彼女らにとって原爆とはなんだったのか。
広島に生まれた筆者が描く原爆の悲劇に、胸がしめつけられる。
私は今、広島に住んでいる。
でも原爆については、教科書で教えてもらえる程度の知識しか持ち合わせていない。
でもこの本を読んで、原爆の悲劇の別の側面を見せつけられたような気がした。
■わかっているのは「死ねばいい」と誰かに思われたということ
思われたのに生き延びているということ
■十年経ったけど 原爆を落とした人はわたしを見て
「やった!またひとり殺せた」とちゃんと思うてくれとる?
仮に体の傷は回復しても、記憶は絶対に消えない。
悲劇とは、そういうところに潜んでいることをあらためて知る。
- 2006/01/08登録
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